【要約&レビュー】『白洲次郎 占領を背負った男(下)』北康利——スポーツカーを愛した紳士が戦後日本の経済的独立を守った

レビュアー: ゆう

※本記事はAIを活用して作成しています。

白洲次郎 占領を背負った男(下)

白洲次郎 占領を背負った男(下)

著者: 北 康利

ジャンル: 歴史

★★★★(4/5)
#歴史#人物伝#白洲次郎#戦後日本#北康利

3行で分かるこの本のポイント

  • スポーツカーを愛する紳士——戦後いち早く日本の経済的独立を目指し通商産業省創設に奔走——創設後はすっと身を引く「紳士の哲学」
  • GHQと渡り合い占領期を生き抜いた男の晩年——エッセイスト白洲正子との夫婦の記録——「プリンシプルのない日本人」への叱咤
  • 白洲次郎の「後半の人生」——占領期の激動から高度成長期の日本まで——一貫した「武士道」と「紳士道」が交差する生き方

この本はこんな人におすすめ

  • 白洲次郎・白洲正子夫妻に興味がある方
  • 戦後日本の近代史・経済史を人物伝で学びたい方
  • 上巻を読んで続きを読みたい方
  • 「プリンシプル(原則)のある生き方」を学びたい方

独自5段階評価

項目 スコア
読みやすさ ★★★★☆
白洲次郎という人物の魅力の伝わり方 ★★★★★
戦後日本史の理解への貢献 ★★★★☆
白洲正子との夫婦像の描き方 ★★★★☆
読後の「プリンシプルのある生き方」への憧れ ★★★★★

要約・内容紹介

白洲次郎の「下巻」——晩年の生き方

著者の北康利は経済・歴史の作家で、白洲次郎の評伝を上下2巻で書き上げました。下巻では占領期の激動を乗り越えた白洲次郎が、戦後復興期の日本で経済的独立を目指す姿と、晩年の「紳士の哲学」が語られます。

白洲次郎(1902-1985年)は戦前にケンブリッジ大学で学び、GHQとの交渉で「従順ならざる唯一の日本人」と呼ばれた人物です。下巻では吉田茂内閣のブレーンとして働いた後、通商産業省(現・経済産業省)の創設に奔走する姿が描かれます。

「通産省を作ってすっと身を引く」という紳士道

本書で最も印象的なのは通商産業省創設後の白洲次郎の行動です。日本の経済的自立のために全力で省庁の設立に関わったにもかかわらず、創設後はすっと官僚組織から距離を置く——「仕事をして当たり前」という紳士道が、権力にしがみつかない潔い生き方を作りました。

「仕事は目的のためにする。権威のためではない」——この白洲次郎の哲学が本書の核心です。

白洲正子という妻との関係

下巻のもう一つの柱は白洲正子との夫婦像の描写です。能・茶道・骨董に深い造詣を持つエッセイストとして独自の文化的世界を持つ正子と、実務・政治の世界を生きた次郎——二人の「個」を大切にした夫婦関係の形が、当時としては異色の近代的な姿を見せます。

実際に試してみた

「プリンシプルのない日本人」という白洲次郎の言葉は本書を読んでから頭に残っています。「原則のない生き方は長続きしない」という感覚は、フリーランスとして仕事の依頼に対する判断基準を持つことの大切さに重なりました。

昭和の時代の人物ですが、現代でも通じる「生き方の原則」を学べる一冊でした。

読者の評判・口コミ

楽天レビューでは77件で評価4.26と高評価。「白洲次郎の後半生が分かった」「プリンシプルのある生き方に憧れた」という声が多く、「上下巻通して読んで初めて白洲次郎という人間の全体像が見えた」という声も。

「上巻を読んでいないと文脈が分かりにくい部分がある」という意見も一部あります。

良い点

  • 白洲次郎という「生き方の教科書」とも言える人物の晩年の姿を丁寧に描く
  • 「権力に媚びない・仕事が終わったら身を引く」という紳士道の具体的な姿
  • 白洲正子との夫婦関係が現代的な個の尊重という視点で描かれる

注意点

  • 上下巻の構成のため下巻だけでは文脈が半分しか分からない
  • 北康利の白洲次郎への賞賛が強く、批判的な視点は少ない
  • 戦後日本の政治・経済史の基礎知識があると読みやすい

この本の前後に読む本

前に読む本: 同著者の上巻『白洲次郎 占領を背負った男(上)』を先に読むことをお薦めします。

後に読む本: 特になし。本書で白洲次郎への関心が深まったら、白洲正子のエッセイ集も合わせて読むと夫婦の全体像が理解できます。

読了データ

項目 内容
ページ数 約370ページ
読了時間の目安 4〜7時間
図解・イラスト あり(写真)
難易度 ★★★☆☆(やや専門的)

まとめ

『白洲次郎 占領を背負った男(下)』は北康利がスポーツカーを愛しつつ戦後日本の経済的自立に尽力した白洲次郎の晩年と、「プリンシプルのある生き方」の本質を描いた評伝の下巻です。日本近代史・戦後史に興味がある方に——権力に媚びず原則を守り続けた「紳士の哲学」を体現した稀有な日本人の生き方として薦めます。

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この記事を書いた人

ゆう

フリーライター

フリーライター。WEBビジネス歴10年以上。3歳の息子を持つパパでもあり、育児と仕事の合間に年間200冊以上を読破。「この本で世界の見方が変わった」という体験を読者と共有したいと思いこのサイトを始めました。