【要約&レビュー】『ホモ・デウス 上』ハラリ——「神になろうとする人間」の次の歴史を描く

レビュアー: ゆう

※本記事はAIを活用して作成しています。

ホモ・デウス 上

ホモ・デウス 上

著者: ユヴァル・ノア・ハラリ/柴田裕之

ジャンル: 歴史

★★★★(4/5)
#歴史#ハラリ#テクノロジー#人類史#未来

3行で分かるこの本のポイント

  • 「ホモ・デウス(神になる人間)」という衝撃的なビジョン——死の克服・幸福の製造・知性のアップグレード——21世紀の人類が目指す「神の領域」への挑戦
  • 人類の「次の大プロジェクト」——20世紀に飢饉・疫病・戦争を制した人類の次の目標は何か——ハラリが描く人類の未来
  • テクノロジーが変える「人間の本質」——AIと生命工学が人間の知性・感情・創造性を変える時代——「ホモ・サピエンスは過去のものになるかもしれない」

この本はこんな人におすすめ

  • 『サピエンス全史』が好きだった方
  • テクノロジーの未来・人類の未来に興味がある方
  • 哲学・科学・歴史を横断した大きな視点を求めている方
  • ハラリの思想に興味がある方

こんな人には合わないかも

  • 上巻だけでは論旨が完結しないため、下巻も読む覚悟のない方
  • ハラリの主張が刺激的すぎて「本当にそうなるのか」と疑問を感じやすい方
  • 重厚な思想書・社会科学書を読み慣れていない方には少しペースを掴みにくい場合がある

独自5段階評価

評価項目 点数
内容の濃さ ★★★★★
読みやすさ ★★★★☆
実践のしやすさ ★★☆☆☆
初心者向き度 ★★★☆☆
コスパ ★★★★☆

要約・内容紹介

「人類の三大プロジェクト」の完成

本書の出発点は「21世紀初頭、人類は歴史上初めて飢饉・疫病・戦争を制御できる水準に達した」という観察です。何千年もの間、人間の最大の敵だったこの三つを制した後——人類の次の目標は何か?

「死の克服・幸福の製造・超人間的知性の獲得」——ハラリはこれを「ホモ・デウス(神になる人間)プロジェクト」と呼びます。タイトルの意味が理解できた瞬間、この本の射程の大きさに圧倒されます。

「死は解決すべき工学的問題だ」という発想

本書の最も衝撃的な主張の一つが「死は自然の法則ではなく、解決すべき工学的問題として扱われる時代が来る」というものです。老化・死——これらをテクノロジーで解決しようとしているシリコンバレーの動きが、この主張の現実的な背景となっています。「死を受け入れる文化から、死を克服しようとする文化への転換」——この変化が宗教・哲学・社会を根本から変えるという論旨は、読み終えた後も頭に残ります。

「データ教」という新しい宗教

本書が描く最も大きなビジョンが「データ教」——すべての人間の行動・感情・判断をデータとして収集・処理する巨大なシステムへの信仰です。「人間の自由意志が幻想だと分かった時、人間主義という宗教は崩壊する」——この予言が、読み終わった後も頭から離れません。

実際に試してみた

『サピエンス全史』を読んでハラリのファンになってから本書を手に取りました。上巻は「序論」的な位置付けのため、最初の100ページは「サピエンス全史の復習」のように感じる部分もあります。

本書を読んでから、毎日使っているスマートフォンやSNSへの見方が変わりました。「これらは私の行動データを収集している——私はデータ教のシステムに自発的に参加している」という視点が、何気ない日常に新しい意味をもたらします。3歳の息子が生きる未来がどんな世界か——本書を読みながらそれを考えると、楽観でも悲観でもない、複雑な感情が湧いてきます。

正直、ここが物足りなかった

上巻だけでは論旨が完結せず、下巻を読まないと「ハラリが何を言いたかったのか」が半分しか見えません。上巻単独では「壮大な前振り」という印象が残る部分があります。また、ハラリの主張は刺激的ですが、「本当にそうなるのか」という疑問に対する答えは読者に委ねられています。

読者の評判・口コミ

楽天レビュー300件前後、評価4.1前後と高評価。「サピエンス全史と合わせて読んだ」「未来への見方が変わった」という声が多数。「上巻だけでは物足りない」「下巻と合わせて読むべき」という声もあります。下巻と合わせて読むことを強くおすすめします。

良い点

  • サピエンス全史から続く「人類史の大きな流れ」という視点
  • 「ホモ・デウス」というビジョンの衝撃性
  • テクノロジー・哲学・歴史を横断した広大な視野

注意点

  • 上巻だけでは論旨が完結しない
  • ハラリの主張への賛否は分かれる
  • 内容が刺激的すぎて「本当にそうなるのか?」と疑問を感じる部分もある

似た本と比べると

同じ「人類の未来」系の本としてユヴァル・ハラリの『21 Lessons』も読まれていますが、本書はより「過去から未来へ」という歴史的な連続性が強い構成です。「ハラリ入門」としては『サピエンス全史』→本書→『21 Lessons』という順番が最もおすすめです。

この本の前後に読む本

前に読む本: 『サピエンス全史』を先に読むとより深く楽しめます。

後に読む本: 本書(上巻)を読んだ方は下巻に進むことを強くおすすめします。

読了データ表

項目 内容
読了時間の目安 約4〜5時間
ページ数 約300ページ前後
難易度 中級(概念は難しいが文体は読みやすい)
おすすめ読者層 人類史・テクノロジーの未来に関心がある大人全般

まとめ

『ホモ・デウス 上』は、ハラリが人類の次の目標——「死の克服・幸福の製造・神の領域への挑戦」——を描いた人類未来史の上巻です。飢饉・疫病・戦争を制した後の人類が何を目指すか——この問いは、テクノロジーが暴走する現代に生きる私たちにとって、他人事ではありません。

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この記事を書いた人

ゆう

フリーライター

フリーライター。WEBビジネス歴10年以上。3歳の息子を持つパパでもあり、育児と仕事の合間に年間200冊以上を読破。「この本で世界の見方が変わった」という体験を読者と共有したいと思いこのサイトを始めました。