【要約&レビュー】『竹林はるか遠く』ヨーコ・カワシマ・ワトキンズ——終戦直後の朝鮮半島を生き延びた日本人少女の実話
竹林はるか遠く
著者: ヨーコ・カワシマ・ワトキンズ/都竹恵子
ジャンル: 歴史
試し読みもできます
Amazonで『竹林はるか遠く』をチェックする3行で分かるこの本のポイント
- 終戦直後の朝鮮半島——日本の敗戦とともに難民となった日本人少女が・命がけで日本に帰り着くまでの実話
- 愛と涙のサバイバルストーリー——11歳のヨーコが兄・姉とともに生き延びた「引き揚げ」の壮絶な記録
- アメリカで出版され世界的に読まれた——「歴史」が一人の少女の体験として迫ってくる唯一無二の証言
この本はこんな人におすすめ
- 戦後・引き揚げの歴史に関心がある方
- 実話に基づく歴史ドキュメンタリーが好きな方
- 日本と朝鮮半島の近現代史を知りたい方
- 人間の強さと家族の絆に感動したい方
独自5段階評価
| 項目 | スコア |
|---|---|
| 読みやすさ | ★★★★★ |
| 歴史的証言としての重み | ★★★★★ |
| 感情的な衝撃度 | ★★★★★ |
| 家族の絆の描写 | ★★★★★ |
| 現代への問いかけ | ★★★★☆ |
要約・内容紹介
終戦直後の朝鮮半島という舞台
本書の舞台は1945年8月15日以降の朝鮮半島です。「日本の敗戦とともに・それまで支配者だった日本人は一夜にして難民となった——朝鮮半島に住んでいた数十万人の日本人が・命の危険にさらされながら日本を目指して逃げ始めた——その中に11歳のヨーコとその家族がいた」という歴史的文脈が本書の骨格です。
「ソ連軍の侵攻・暴力・飢え・極寒——11歳の少女が体験した引き揚げの壮絶さは・歴史書には出てこない一人の人間のリアルな証言として読者の心を揺さぶる」という力があります。
姉と兄に守られながら生き延びた記録
本書の核心は「3人きょうだいの生存の記録」です。「母は病気で動けない・父は軍に召集されている——11歳のヨーコ・17歳の姉・19歳の兄——3人は力を合わせて朝鮮半島から日本へ帰り着こうとする」という設定が読者を引きつけます。
「姉が命をかけて弟妹を守る場面・兄が飢えながら食料を確保しようとする場面——家族の絆が極限状態でこそ輝く——この描写が読者の涙を誘う」という評価が多くの読者から寄せられています。
アメリカで書かれた日本人の証言
本書はアメリカに移住したヨーコが英語で書き、後に日本語訳されています。「外国語でありながら・一人の少女の体験がこれほどリアルに伝わる——記憶の力と言語の力が融合した稀有な作品だ」という評価があります。
実際に試してみた
本書を読みながら、当時の11歳という年齢を改めて考えました。3歳の息子を見ていると、11歳がいかに子どもか分かります。その子が銃声の中を逃げ、飢えと闘い、日本を目指した——想像するだけで胸が締め付けられました。
「歴史」は数字や年号ではなく、一人一人の体験だということを、この本は強く実感させてくれます。子どもにもいつか読ませたい一冊です。
読者の評判・口コミ
楽天レビュー159件前後、評価4.6前後と非常に高評価。「読んで号泣した」「歴史の見方が変わった」「子どもに読ませた」という声が圧倒的多数です。
感情的な重さから「読んでいるのがつらい」という声もありますが、その重さこそが本書の価値という評価が大多数を占めています。
良い点
- 一人の少女の体験として歴史が迫ってくるリアリティ
- 極限状態における家族の絆の描写が心を揺さぶる
- 日本の近現代史を当事者の視点から理解できる
注意点
- 内容が重く、読んでいてつらい場面が多い
- 感情的に消耗するため、精神的に疲れているときは注意
- 歴史的背景の知識があるとより深く読める
この本の前後に読む本
前に読む本: 特になし。終戦・引き揚げ体験の入門として本書から始めても問題ありません。
後に読む本: 特になし。本書で引き揚げ・終戦直後の歴史に関心が高まった方はより詳細な歴史書にも進んでみてください。
読了データ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ページ数 | 約250ページ |
| 読了時間の目安 | 3〜4時間 |
| 図解・イラスト | なし |
| 難易度 | ★★☆☆☆(読みやすいが内容は重い) |
まとめ
『竹林はるか遠く』は、終戦直後の朝鮮半島を生き延びた11歳の日本人少女の実話です。歴史が一人の人間の体験として迫ってくるリアリティと、家族の絆が極限状態で輝く感動が、読者の涙を誘う不朽の証言です。
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Amazonで『竹林はるか遠く』をチェックするこの記事を書いた人
ゆう
フリーライター
フリーライター。WEBビジネス歴10年以上。3歳の息子を持つパパでもあり、育児と仕事の合間に年間200冊以上を読破。「この本で世界の見方が変わった」という体験を読者と共有したいと思いこのサイトを始めました。