【要約&レビュー】『よみがえる変態』星野源——死の淵から帰ってきた3年間の怒涛のエッセイ
よみがえる変態
著者: 星野 源
ジャンル: エッセイ
試し読みもできます
Amazonで『よみがえる変態』をチェックする3行で分かるこの本のポイント
- 「死から帰ってきた人間の正直な言葉」——くも膜下出血後の復帰から怒涛の3年間——エロも哲学も仕事も全て垣根なく綴った、星野源の素の文章
- 「よみがえる変態」というタイトルの多義性——病気から蘇る「よみがえる」と・好きなことへの異常な執着「変態」——この二つが混ざり合った星野源の本質
- 「ただいま!」から始まるエッセイの自由さ——命の軽さと重さを知った人間が書く言葉には、独特の解放感と温かみがある
この本はこんな人におすすめ
- 星野源のファン・音楽や演技を好きな方
- 病気や苦境からの復活を経験した・している方
- 正直で自由なエッセイが好きな方
- 「好きなことへの執着」を肯定したい方
独自5段階評価
| 項目 | スコア |
|---|---|
| 読みやすさ | ★★★★★ |
| 星野源らしさの濃さ | ★★★★★ |
| 正直さ・素直さ | ★★★★★ |
| 「よみがえる」体験の伝わり方 | ★★★★☆ |
| 読後感の温かさ | ★★★★☆ |
要約・内容紹介
「ただいま!」から始まる3年間
本書は2011年にくも膜下出血で生死の境をさまよった星野源が、退院後の3年間に書いたエッセイを集めたものです。冒頭の「ただいま!!」という一言が、この本の全てを象徴しています。「死から帰ってきた——やりたいことをやる——それだけだ」という軽やかな覚悟。
「生き残った人間の言葉には重さがあるのに・星野源の言葉は軽い——でもその軽さが深い」——これが本書の不思議な魅力です。
「エロも哲学も垣根なく」という自由
本書のエッセイは「仕事の話」「好きな音楽の話」「エロい欲望の話」「哲学的な問いの話」が全く同じ熱量で混在しています。テーマに貴賎なし——すべて「今の自分が感じていること・考えていること」として正直に書かれています。
「好きなものは好き・感じたことは感じた——この正直さが文章を生き生きとさせる」という事実を、本書を読むたびに感じます。
「変態」という肯定
「変態」とは本書において「普通じゃないくらい何かを愛している人」という意味で使われています。音楽・映画・漫画・人間——何かに異常な執着を持つことを、星野源は「変態」として愛おしく肯定します。
「変態であることは恥ずかしくない——それが創作の源泉だ」——このメッセージが、何かに夢中な全ての読者の背中を押します。
読んだ後に残ったこと
読み終えた後、「自分の変態性を大切にしたい」と思いました。フリーライターとして「読書への執着」を仕事にしているわけですが、「好きすぎる」という感覚を恥ずかしいと思っていた部分がありました。
星野源の「好きなものへの全力の肯定」を読んで、「変態でいい——むしろそれが強さだ」という気持ちになれました。
読者の評判・口コミ
楽天レビュー200件前後、評価4.3前後と高評価。「星野源の素顔が好きになった」「病気後の明るさが元気をくれた」という声が多数。「エロい話が多い」という声もありますが笑、それも含めての星野源です。
星野源ファンには特に愛される一冊で、「エッセイの方が小説より好き」という声もあります。
良い点
- 死から蘇った人間の言葉が持つ独特の軽さと深さ
- 「好き」を肯定する自由な文体
- 星野源のキャラクターが濃く出ている
注意点
- エロい内容への抵抗がある方には合わない可能性
- 星野源の前作「そして生活はつづく」を読んでから読むとより楽しめる
- ファン向けの側面が強く、初見では入りにくい場合がある
この本の前後に読む本
前に読む本: 特になし。星野源エッセイの入門として本書から始めても最適です。
後に読む本: 特になし。本書で星野源のファンになった方は他の著作にも進むことをおすすめします。
読了データ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ページ数 | 約240ページ |
| 読了時間の目安 | 2〜3時間 |
| 図解・イラスト | なし |
| 難易度 | ★☆☆☆☆(非常に読みやすい) |
まとめ
『よみがえる変態』は、星野源が死から蘇った後の3年間を正直に綴ったエッセイ集です。エロも哲学も仕事も垣根なく書く自由な文体と、命を知った人間の言葉の軽さと深さ——「好きなものへの異常な執着=変態」を全力で肯定するこの本が、読む人の背中をそっと押してくれます。
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Amazonで『よみがえる変態』をチェックするこの記事を書いた人
ゆう
フリーライター
フリーライター。WEBビジネス歴10年以上。3歳の息子を持つパパでもあり、育児と仕事の合間に年間200冊以上を読破。「この本で世界の見方が変わった」という体験を読者と共有したいと思いこのサイトを始めました。