【要約&レビュー】『風と共にゆとりぬ』朝井リョウの爆笑エッセイ集——「得るもの特になし」の500枚超が最高に面白い

レビュアー: ゆう
風と共にゆとりぬ

風と共にゆとりぬ

著者: 朝井 リョウ

ジャンル: エッセイ

★★★★(4/5)
#エッセイ#朝井リョウ#爆笑#ゆとり世代

3行で分かるこの本のポイント

  • 「読んで得るもの特になし」を自ら宣言——500枚超の笑えることだけ詰まった大ボリュームエッセイ集
  • レンタル彼氏対決・ポンコツ会社員日記・初ホームステイの失態——朝井リョウの自虐的日常が炸裂
  • 直木賞作家の意外な素顔——小説のシリアスさとのギャップが最高に面白い

この本はこんな人におすすめ

  • 朝井リョウの小説ファン
  • 笑えて軽いエッセイを読みたい方
  • ゆとり世代の笑いに共感できる方
  • 自虐系エッセイが好きな方

独自5段階評価

項目 スコア
読みやすさ ★★★★★
笑える度 ★★★★★
朝井リョウらしさ ★★★★★
ボリューム満足度 ★★★★★
繰り返し読みたい度 ★★★★☆

要約・内容紹介

「得るもの特になし」の宣言が清々しい

本書の帯には「読んで得るもの特になし!」とあります。この潔さが朝井リョウさんのエッセイの魅力です。直木賞を受賞した真剣勝負の小説家が、エッセイでは完全に笑いに振り切っている——このギャップが本書の最大の魅力です。

500枚超という大ボリュームですが、各エピソードが独立しているのでどこから読んでもOK。気が向いた時にパラパラ開いてゲラゲラ笑える本です。

「ポンコツ」朝井リョウの爆笑エピソード

本書に収録されたエピソードは多岐にわたります。レンタル彼氏サービスを取材する「対決!レンタル彼氏」、早稲田大学在学中に社会人デビューした「ポンコツ!会社員日記」、朝井家のハワイ旅行「冒険!朝井家、ハワイへ」、英語ができないのに挑んだ「失態!初ホームステイ」——。

どのエピソードも朝井さんの自虐的な視点と冷静な観察眼が合わさって、笑えるのに少し温かい後味があります。

税と向き合う作家の切実さ

「本気!税」というエピソードでは、作家として初めて確定申告に向き合う体験が描かれています。「フリーランスの税とお金の話」として妙にリアルで、フリーライターの僕には笑いながらも他人事でない内容でした。

実際に試してみた

本書を読んで「自分の失敗談を面白く書ける人は強い」と改めて思いました。フリーライターとして「面白いエッセイとは何か」を考える上で、本書は良い教科書でもあります。

読みながら何度も声を出して笑いました。深夜に読んでいたら妻に「なんで笑ってるの?」と聞かれるくらい。「笑いたい時の本棚枠」として永久保存しています。

読者の評判・口コミ

楽天レビュー438件超え、評価4.47と高評価。「笑いすぎて電車で読めない」「朝井リョウのエッセイが一番好き」「ボリュームに大満足」という声が多いです。

「小説とのギャップが大きすぎる」という意見もありますが、そのギャップ自体が本書の面白さの源泉です。

良い点

  • 500枚超の大ボリュームで満足感抜群
  • 声に出して笑えるエピソードの連続
  • 小説とのギャップが生む意外性と面白さ

注意点

  • 「得るものがない」と割り切れない方には合わない
  • 朝井リョウの小説ファン向けの内容が多め
  • ゆとり世代特有の笑いが分からない部分も

この本の前後に読む本

前に読む本: 朝井リョウ小説(桐島、部活やめるってよ等)。シリアスな小説を先に読んでからエッセイを読むとギャップが最大に楽しめます。

後に読む本: 『そして生活はつづく』。星野源の「ダメな日常」エッセイと読み比べると、日常を笑いに変える二人の視点の違いが面白いです。

読了データ

項目 内容
ページ数 約384ページ
読了時間の目安 4〜5時間
図解・イラスト なし
難易度 ★☆☆☆☆(非常に読みやすい)

まとめ

『風と共にゆとりぬ』は、直木賞作家・朝井リョウが笑いに全振りした500枚超の爆笑エッセイ集です。得るものは特になし、でも声に出して笑える——それだけで本書は十分な価値があります。

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この記事を書いた人

ゆう

フリーライター

フリーライター。WEBビジネス歴10年以上。3歳の息子を持つパパでもあり、育児と仕事の合間に年間200冊以上を読破。「この本で世界の見方が変わった」という体験を読者と共有したいと思いこのサイトを始めました。