【要約&レビュー】『たちどまって考える』ヤマザキマリ——立ち止まることから見えてくる世界の本質

レビュアー: ゆう

※本記事はAIを活用して作成しています。

たちどまって考える

たちどまって考える

著者: ヤマザキマリ

ジャンル: エッセイ

★★★☆☆(3/5)
#エッセイ#ヤマザキマリ#コロナ#考える力#生き方

3行で分かるこの本のポイント

  • コロナ禍という強制的な「立ち止まり」から生まれた思考の記録——テルマエ・ロマエ著者・ヤマザキマリが世界各地での経験をもとに語る生き方の考察
  • 「流れに乗る」ことへの疑問——常に動き続けることが美徳とされる現代に、意識的に立ち止まることの価値を問い直す
  • 歴史と現代を往来する視点——古代ローマ・中世ヨーロッパの知見を現代に接続する著者ならではの独自の思考

この本はこんな人におすすめ

  • ヤマザキマリの作品・思想が好きな方
  • コロナ禍・現代社会への考察に関心がある方
  • 「立ち止まって考える」ことの価値を感じている方
  • 歴史と現代を繋ぐ視点のエッセイを楽しみたい方

こんな人には合わないかも

  • コロナ禍の話題が時代遅れに感じる方
  • エッセイに明確な結論や実践的なヒントを求める方
  • ヤマザキマリの独特な世界観に共感しにくい方

独自5段階評価

項目 スコア
内容の濃さ ★★★☆☆
読みやすさ ★★★★☆
実践のしやすさ ★★☆☆☆
初心者向き度 ★★★☆☆
コスパ(満足度) ★★★☆☆

要約・内容紹介

著者のヤマザキマリは漫画家・著述家として世界各地を転々とした経験を持つ人物です。コロナ禍でその生活が一変し、強制的に「立ち止まる」ことを余儀なくされた経験が本書の出発点となっています。

コロナは現代人を強制的に停止させました。常に前に進むことが善とされてきた時代において、初めて立ち止まることを経験した人が世界中に現れた。ヤマザキマリはこの強制的な停止を、歴史的な視点から考察します。疫病・戦争・革命——歴史の中で人類は何度も立ち止まることを経験し、そこから新しい価値観や文化が生まれてきた。コロナ禍もその一つだという著者の視座が、本書に歴史的な深みを与えています。

本書が問い直すのは「常に前進する」という価値観です。日本社会は特に「止まること」を恐れる傾向があります。止まることは負けること・遅れることとして受け取られがちで、この感覚が人を焦りと不安に追い込む。著者はヨーロッパや古代ローマの視点から、立ち止まって考えることが文明の発展に不可欠だったという事実を示します。

イタリア・中東・アメリカ——世界各地で生活してきた著者には、一つの文化・価値観に縛られない視点があります。日本の常識が世界の常識ではないことを体で知っているからこそ、コロナ禍という出来事を多面的に見る力が本書には宿っています。

実際に試してみた

フリーランスとして「動き続けなければ仕事が来ない」という不安を常に感じていました。本書を読んで「立ち止まることは止まることではなく、より良い方向に動くための準備」という視点が少し楽になりました。コロナ禍で改めて「何のために動き続けているのか」を考えた記憶が蘇り、その問いへの著者なりの答えが参考になりました。

正直、ここが物足りなかった

コロナ禍という時代的な文脈が強く、読む時期によっては切実さを感じにくい部分があります。エッセイとして構成のまとまりが弱く、「で、どうすればいいのか」という実践的な問いへの答えがほとんどないため、思想の深みより読み物としての軽さを感じる場面もありました。

読者の評判・口コミ

楽天レビュー100件前後、評価3.4と賛否がある作品です。「ヤマザキマリの視点が面白かった」という声がある一方、「内容が薄くエッセイとしてまとまりに欠ける」「コロナ禍の旬が過ぎた」という批評も目立ちます。

良い点

  • 世界各地の経験を持つヤマザキマリならではの多様で相対化された視点
  • 歴史と現代を繋ぐ独自の思考スタイルの面白さ
  • 「立ち止まること」の価値を問い直すという現代的なメッセージ

注意点

  • コロナ禍という時代的文脈が強く、時間が経つと共感しにくい部分がある
  • エッセイとしての構成がゆるく、まとまりに欠けると感じる読者もいる
  • ヤマザキマリの世界観に共感できない読者には届きにくい

似た本と比べると

同じエッセイでも養老孟司の『ものがわかるということ』は「考える」という行為そのものを哲学的に深掘りします。ヤマザキマリ本書は「多文化・歴史」という横軸の広がりが魅力で、思考の深さよりも視野の広さを体験したい方向けです。

この本の前後に読む本

前に読む本: 特になし。ヤマザキマリのエッセイの入門として手に取れます。

後に読む本: 本書でヤマザキマリの視点に興味が出たら、他の著作も合わせて読むと著者の世界観の広がりが楽しめます。

読了データ

項目 内容
ページ数 約200ページ
読了時間の目安 2〜3時間
図解・イラスト なし
難易度 ★★☆☆☆(読みやすい)

まとめ

『たちどまって考える』はヤマザキマリがコロナ禍という経験から「立ち止まって考えることの価値」を語ったエッセイです。流れに乗るのではなく自分のペースで考え続けたい——そんな方に薦める一冊です。

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この記事を書いた人

ゆう

フリーライター

フリーライター。WEBビジネス歴10年以上。3歳の息子を持つパパでもあり、育児と仕事の合間に年間200冊以上を読破。「この本で世界の見方が変わった」という体験を読者と共有したいと思いこのサイトを始めました。