【要約&レビュー】『しをんのしおり』三浦しをん——「舟を編む」の作者が語る日常の小さな欲望と幸せ

レビュアー: ゆう
しをんのしおり

しをんのしおり

著者: 三浦しをん

ジャンル: エッセイ

★★★★(4/5)
#エッセイ#三浦しをん#日常#ユーモア#本好き

3行で分かるこの本のポイント

  • 三浦しをんの「素の語り」——「舟を編む」「風が強く吹いている」の作者が小説とは全く違う素顔で語る、正直で笑える日常エッセイ
  • 「欲望に正直な人」としての三浦しをん——漫画・映画・食べ物・男性への眼差し——隠さずに本音で語るその正直さが読者の共感を呼ぶ
  • 「本と本屋が好き」という作家の本音——本読みとしての三浦しをんの視点が、読書好きへの最高のエッセイを生み出す

この本はこんな人におすすめ

  • 三浦しをんの小説が好きな方
  • 作家の素顔・日常を覗きたい方
  • 「欲望に正直な」エッセイが好きな方
  • 本好き同士の会話を楽しみたい方

独自5段階評価

項目 スコア
読みやすさ ★★★★★
ユーモアの質 ★★★★★
「三浦しをんらしさ」の濃さ ★★★★★
本好き読者への共感 ★★★★★
読後感の温かさ ★★★★☆

要約・内容紹介

「欲望に正直な人」という三浦しをん

本書のタイトル「しをんのしおり」は、三浦しをんが自分の読んだ本・見た映画・食べたものなどを「しおり(記録)」として綴ったエッセイという意味があります。

「欲しいものが目の前にある時の興奮が正直に書いてある」——これが本書を「三浦しをんらしい」と感じさせる最大の特徴です。

漫画・映画への愛情という本音

本書の最も楽しい部分は「三浦しをんの漫画・映画への愛情表現」です。「この漫画のこの場面が最高すぎる」「この映画の○○が……」——具体的なタイトル・場面への愛情が溢れ出す文章は、「好きなものについて語る時の人間は輝く」という事実を体現しています。

「好きなものへの情熱が本人のキャラクターを作る」——三浦しをんのエッセイがそのままです。

「本と本屋が好き」という作家の魂

本書の中でも特に魅力的なのが「本・読書・本屋」についての章です。本屋で本を選ぶ時間の幸せ・好きな本を人に薦めたい衝動・読んでいる最中の「もったいなくて読みたくない」という逆説——本好きなら全員が「分かる!」と思う観察が続きます。

読んだ後に残ったこと

読み終えた後、「自分の好きなものを正直に語れているか」を考えました。三浦しをんは「恥ずかしがらずに好きなものを好きと言う」——この姿勢が本書のエッセイを生き生きとさせています。

フリーライターとして「正直に書くこと」「好きなものへの熱量を伝えること」の大切さを、本書から改めて感じました。

読者の評判・口コミ

楽天レビュー200件前後、評価4.2前後と高評価。「三浦しをんが好きになった」「本好きに刺さる」という声が多数。「小説より好き」という声も。「軽すぎる」という声もあります。

三浦しをんの小説を読んだ後にエッセイに来る方が多く、「この人の素顔が好き」という声が目立ちます。

良い点

  • 「好きなものへの正直な熱量」という共感ポイント
  • 三浦しをんのキャラクターが濃く出ている
  • 本好き読者への特別な共感ポイント

注意点

  • 三浦しをんへの事前の親しみがないと入りにくい
  • 「深いメッセージ」より「楽しさ」を楽しむ本
  • 一部に古い文化への言及があり現代読者には伝わりにくい場合がある

この本の前後に読む本

前に読む本: 特になし。三浦しをんのエッセイ入門として最適です。

後に読む本: 特になし。本書で三浦しをんのファンになった方は小説にも進むことをおすすめします。

読了データ

項目 内容
ページ数 約230ページ
読了時間の目安 2時間
図解・イラスト なし
難易度 ★☆☆☆☆(非常に読みやすい)

まとめ

『しをんのしおり』は、直木賞作家・三浦しをんが日常の欲望・好きなもの・本への愛情を正直に語ったエッセイ集です。漫画・映画・食べ物・本屋——欲望に正直な三浦しをんの素顔が、読む人を「自分も好きなものを正直に語りたくなる」気持ちにさせてくれます。

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この記事を書いた人

ゆう

フリーライター

フリーライター。WEBビジネス歴10年以上。3歳の息子を持つパパでもあり、育児と仕事の合間に年間200冊以上を読破。「この本で世界の見方が変わった」という体験を読者と共有したいと思いこのサイトを始めました。