【要約&レビュー】『センス入門』松浦弥太郎——「センスのよさ」は生まれつきではない——暮しの手帖編集長が教える新しい自分の作り方
センス入門
著者: 松浦弥太郎
ジャンル: エッセイ
試し読みもできます
Amazonで『センス入門』をチェックする3行で分かるこの本のポイント
- 「センスのよさは生まれつきではなく・鍛えられるものだ」——「暮しの手帖」編集長・松浦弥太郎が自らのセンスの磨き方を初めて言語化
- センスとは何か——「普通をきちんとすること」「自分の好き嫌いを知ること」「基準を持つこと」——松浦弥太郎の静かな定義
- 生きていくための切り札としての「センス」——仕事にも日常にも、センスを磨くことが豊かさにつながるという考え方
この本はこんな人におすすめ
- 「センスがない」と悩んでいる方
- 暮らしや仕事の質を上げたい方
- 松浦弥太郎のファン・「今日もていねいに。」を読んだ方
- 丁寧な暮らしに憧れを持つ方
独自5段階評価
| 項目 | スコア |
|---|---|
| 読みやすさ | ★★★★★ |
| 「センスとは何か」の定義の納得感 | ★★★★☆ |
| 松浦弥太郎らしい静かな文体の美しさ | ★★★★★ |
| 具体的なセンスの磨き方の提案 | ★★★☆☆ |
| 読後の生活への影響 | ★★★★☆ |
要約・内容紹介
センスとは「普通をきちんとすること」
本書が示す「センス」の定義は意外なほどシンプルです。「センスとは特別なことではなく・普通をきちんとすること——挨拶・時間・言葉・身なり——日常の基本を丁寧にすることがセンスの土台だ」という松浦弥太郎の言葉が、「センスは才能だ」という思い込みを静かに崩します。
「センスのいい人は派手なことをしているわけではない——ただ、普通のことを誠実にやっている——その積み重ねが、周囲との差になって表れる」という考え方が本書を貫いています。
センスは「自分を知ること」から始まる
本書の核心の一つは「センスを磨くには・まず自分の好き嫌いを知ることが必要だ」という主張です。「自分が何が好きで・何が嫌いで・何に心が動くか——これを知っている人だけが・本当の意味でのセンスを持てる」という考え方が、他者の評価ではなく内側からのセンスの構築を促します。
「流行を追うこととセンスは違う——自分の基準を持つことがセンスの本質だ」という松浦弥太郎らしい独自の視点が、読者に「自分の審美眼」を持つ勇気を与えます。
センスを磨く日常的な習慣
本書後半では「日常の中でセンスを磨く具体的な習慣」が提案されます。「観察すること・本物に触れること・言葉を丁寧に使うこと——これらの習慣が、センスを育てる土壌を作る」という実践的なアドバイスが示されます。
読んだ後に残ったこと
「センスとは普通をきちんとすること」——この言葉が読後も頭に残り続けています。「センスがある人=特別なものを知っている人」だと思っていたので、この逆転が気持ちよかったです。
3歳の息子を見ていると「この子のセンスをどう育てるか」と考えることがあります。松浦弥太郎の言葉を借りれば、特別なことよりも「挨拶・時間・言葉」といった普通のことをきちんとやることを見せることが一番大事なんだと、改めて思いました。
読者の評判・口コミ
楽天レビュー174件前後、評価4.0前後と高評価。「センスに対する考え方が変わった」「松浦弥太郎の言葉が沁みる」という声が多いです。
一方で「具体的なノウハウが少ない」という声もあり。方法論ではなく「考え方」を求めて読む本です。
良い点
- 「センスとは何か」の定義がシンプルで明快
- 松浦弥太郎の文体が美しく読んでいて気持ちいい
- 「自分のセンスを磨く」という前向きな気持ちになれる
注意点
- 具体的なHowToは少なめ——考え方の本として読む必要がある
- 松浦弥太郎の価値観への共感がないと響かない部分もある
- 以前の著作と重なる内容がある
この本の前後に読む本
前に読む本: 特になし。松浦弥太郎の世界観に初めて触れる方にも問題ありません。
後に読む本: 特になし。本書で松浦弥太郎に興味を持った方は「今日もていねいに。」など他の著作にも進んでみてください。
読了データ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ページ数 | 約190ページ |
| 読了時間の目安 | 2〜3時間 |
| 図解・イラスト | なし |
| 難易度 | ★★☆☆☆(読みやすい) |
まとめ
『センス入門』は、「暮しの手帖」編集長・松浦弥太郎が「センスとは何か」「どう磨くか」を静かな言葉で語り尽くしたエッセイです。「センスとは普通をきちんとすること」——このシンプルな定義が、「自分にはセンスがない」と感じてきた全ての人への、穏やかで確かな励ましになっています。
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Amazonで『センス入門』をチェックするこの記事を書いた人
ゆう
フリーライター
フリーライター。WEBビジネス歴10年以上。3歳の息子を持つパパでもあり、育児と仕事の合間に年間200冊以上を読破。「この本で世界の見方が変わった」という体験を読者と共有したいと思いこのサイトを始めました。