【要約&レビュー】『オンリー・ミー』三谷幸喜——脚本家・演出家が綴る映画・演劇・人生への愛着エッセイ

レビュアー: ゆう
オンリー・ミー

オンリー・ミー

著者: 三谷幸喜

ジャンル: エッセイ

★★★★(4/5)
#エッセイ#三谷幸喜#映画#演劇#クリエイター

3行で分かるこの本のポイント

  • 「古畑任三郎」「真田丸」の脚本家が語る映画・演劇への深い愛——三谷幸喜の個人的すぎる趣味嗜好と価値観が詰まったエッセイ集
  • 笑いとほろ苦さが絶妙に混じり合う文体——「面白い人が書く文章はやっぱり面白い」という体験
  • 映画・演劇・人間関係への独自視点——クリエイターとして50年近く生きてきた三谷幸喜の素顔

この本はこんな人におすすめ

  • 三谷幸喜の作品(ドラマ・映画・舞台)が好きな方
  • 映画・演劇・文化系の話が好きな方
  • 面白いエッセイ・笑いのある文章を読みたい方
  • クリエイターの仕事観・人生観に触れたい方

独自5段階評価

項目 スコア
読みやすさ ★★★★★
三谷幸喜らしいユーモア ★★★★★
映画・演劇への愛の深さ ★★★★★
ファン以外への訴求力 ★★★☆☆
著者の素顔の見えやすさ ★★★★★

要約・内容紹介

三谷幸喜のエッセイという特別感

三谷幸喜のエッセイを読む体験は、脚本・演出作品を観るそれとは異なる魅力があります。「作品を作る側の人間がプライベートで何を考え、何を面白がっているか」が素直に書かれているからです。

本書ではクラシック映画への偏愛、劇団仲間との思い出、日常生活の些細な出来事——どれも「いかにも三谷幸喜が書きそうなこと」ばかりですが、それが読む楽しさの源泉になっています。

笑いと哀愁のバランス

三谷幸喜の文章の最大の特徴は「笑わせながらしんみりさせる」バランス感覚です。コメディの巨匠らしく随所にユーモアが潜んでいますが、映画や演劇への言及になると急に切実な愛情が滲み出ます。

「好きなものについて語る時、人はいつも少し照れ臭そうになる——三谷さんの文章はその照れ臭さが愛おしい」という読者の感想が本書の雰囲気を的確に表しています。

クリエイターの仕事観

本書には三谷幸喜の仕事観も垣間見えます。「なぜ脚本を書くのか」「何がコメディを面白くするのか」——直接的には語られませんが、映画や演劇へのエピソードを読んでいると、著者がどんな思想でものを作っているかが自然と伝わってきます。

読んだ後に残ったこと

三谷幸喜の作品は昔からよく観ていましたが、本書を読んで「この人は本当に映画と演劇が好きなんだな」という当たり前のことを改めて実感しました。

特に古い映画への言及が多く、「こんなマイナーな映画まで観ているのか」という発見が随所にあります。好きなものに正直な人の文章はやっぱり面白い——本書を読んでそれを確認した気がします。

読者の評判・口コミ

楽天レビュー150件前後、評価4.05と好評価。「三谷ファンなら絶対楽しめる」「文章が面白くてすぐ読んでしまった」という声が多い一方、「三谷さんを知らないと半分も楽しめないかも」「映画の話が多すぎて置いていかれた」という意見も。

三谷幸喜ファンのための作品として、ファンの満足度は非常に高い一冊です。

良い点

  • テンポよく読める短いエッセイが続くので隙間時間に最適
  • 三谷幸喜の素顔・価値観が作品より直接的に伝わる
  • 随所にユーモアがあり、読んでいて楽しい

注意点

  • 三谷幸喜の作品・人物を知らないと楽しみが半減する
  • 映画・演劇の話題が多く、関心がないと退屈かもしれない
  • 深い示唆より「著者の世界観を楽しむ」本

この本の前後に読む本

前に読む本: 特になし。三谷幸喜のドラマ・映画を観たことがある方はより楽しめます。

後に読む本: 特になし。本書で三谷幸喜の世界観に興味が出たら、他のエッセイ集や脚本集にも挑戦してみてください。

読了データ

項目 内容
ページ数 約180ページ
読了時間の目安 1〜2時間
図解・イラスト なし
難易度 ★☆☆☆☆(非常に読みやすい)

まとめ

『オンリー・ミー』は「古畑任三郎」「真田丸」の三谷幸喜が映画・演劇・人生への愛着を綴ったエッセイ集です。笑いとほろ苦さが絶妙に混じり合う文章は、三谷ファンにとっては「やっぱり面白い」と唸る一冊です。

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この記事を書いた人

ゆう

フリーライター

フリーライター。WEBビジネス歴10年以上。3歳の息子を持つパパでもあり、育児と仕事の合間に年間200冊以上を読破。「この本で世界の見方が変わった」という体験を読者と共有したいと思いこのサイトを始めました。