【要約&レビュー】『のっけから失礼します』三浦しをん——「構想5年の超大作」と称する抱腹絶倒の日常エッセイ集
のっけから失礼します
著者: 三浦 しをん
ジャンル: エッセイ
試し読みもできます
Amazonで『のっけから失礼します』をチェックする3行で分かるこの本のポイント
- 「舟を編む」著者・三浦しをんの日常エッセイ集——雑誌BAILA連載+書き下ろし5本の「構想5年の超大作」(著者談)
- タクシーの中での珍トーク・漫画愛・パンダ紀行——著者の素顔が炸裂する抱腹絶倒の日常観察記
- 小説とは違う「三浦しをんの素顔」——文学賞受賞作家が見せる等身大の笑いと毒が詰まった一冊
この本はこんな人におすすめ
- 三浦しをんの小説が好きで著者の素顔を知りたい方
- くすくす笑える軽いエッセイを探している方
- 日常の「あるある」を面白く語る文章が好きな方
- 通勤・移動中にサクッと読める本を探している方
独自5段階評価
| 項目 | スコア |
|---|---|
| 読みやすさ | ★★★★★ |
| ユーモアのセンス | ★★★★☆ |
| 著者の素顔の見えやすさ | ★★★★★ |
| くすくす笑える密度 | ★★★★☆ |
| 読後の爽快感 | ★★★★☆ |
要約・内容紹介
「のっけから失礼します」という宣言
三浦しをんは直木賞受賞の小説家ですが、エッセイストとしての顔も持っています。本書は女性ファッション誌BAILAでの連載をまとめたもので、著者が「構想5年の超大作」と自画自賛する(笑い混じりの)一冊です。
「のっけから失礼します」というタイトルは、著者の持ち味である「遠慮のなさ」を象徴しています。読者が予想する上品な文学エッセイとは一線を画す、本音と毒が混じった等身大の日常記録です。
タクシーと漫画と日常の観察
本書の見どころはバラエティ豊かなテーマにあります。タクシーで運転手さんと繰り広げられる不思議な会話、三浦しをんの深すぎる漫画愛、「紀州パンダ紀行」という書き下ろしのロードエッセイ——どのテーマも著者の独特な視点と語り口が炸裂します。
「日常の小さな出来事を面白がる能力」が三浦しをんのエッセイの真骨頂です。誰でも経験しているような場面を「こんな見方があったのか」という切り口で語る——その技術は小説の文章力と同根です。
小説とは違う「素顔の三浦しをん」
文学的な文章で受賞作を書く三浦しをんが、エッセイでは全くの別人になります。几帳面に計算された小説の語りとは違う、のびのびとした本音の言葉が並ぶ本書は、ファンにとって「作家の人格を知る喜び」があります。
読んだ後に残ったこと
普段は小説で「物語を語る三浦しをん」しか知らなかったのですが、本書を読んでこの人はこんなに面白い人なんだと発見がありました。
「タクシー運転手との会話」の章で笑いすぎて、電車の中で変な顔をしてしまいました。日常の中にある「面白いもの」を見つける能力——これが作家の最大の才能なんだなと改めて思いました。エッセイって、その人の「見る目」がそのまま出る文章なんだと気づかされた一冊です。
読者の評判・口コミ
楽天レビュー145件前後、評価3.96。「三浦しをんファンなら絶対楽しめる」「くすくす笑いが止まらなかった」という声がある一方、「小説を期待すると違う」「テンポが合わない回もある」という批評も。
三浦しをんのエッセイシリーズのファンに長く愛されている作品です。
良い点
- 文学賞作家の素顔を等身大で楽しめる
- 日常の観察眼の鋭さと笑いのセンスが光る
- 通勤・移動中にサクッと読めるテンポの良さ
注意点
- 三浦しをんの小説とは全く異なる読み物
- 笑いのテンポが合わない章もある(好みによる)
- 深い洞察や学びを期待する本ではない
この本の前後に読む本
前に読む本: 特になし。三浦しをんの小説を一冊読んでから本書に来ると素顔の落差が楽しめます。
後に読む本: 特になし。本書で三浦しをんのエッセイに興味が出たら、他のエッセイシリーズも続けて読むと楽しいでしょう。
読了データ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ページ数 | 約240ページ |
| 読了時間の目安 | 2〜3時間 |
| 図解・イラスト | なし |
| 難易度 | ★☆☆☆☆(非常に読みやすい) |
まとめ
『のっけから失礼します』は「舟を編む」の三浦しをんが日常観察のユーモアを炸裂させたエッセイ集です。タクシーの中の珍トーク・深すぎる漫画愛・パンダ紀行——著者の素顔と笑いを楽しむ一冊として、三浦しをんファンに強くおすすめします。
試し読みもできます
Amazonで『のっけから失礼します』をチェックするこの記事を書いた人
ゆう
フリーライター
フリーライター。WEBビジネス歴10年以上。3歳の息子を持つパパでもあり、育児と仕事の合間に年間200冊以上を読破。「この本で世界の見方が変わった」という体験を読者と共有したいと思いこのサイトを始めました。