【要約&レビュー】『野心のすすめ』林真理子が語る野心の正体——いじめられっ子から作家になるまでの赤裸々な成功論

レビュアー: ゆう
野心のすすめ

野心のすすめ

著者: 林 真理子

ジャンル: エッセイ

★★★☆☆(3/5)
#エッセイ#林真理子#野心#自己啓発

3行で分かるこの本のポイント

  • 中学時代のいじめられっ子から作家・芥川賞受賞まで——林真理子が赤裸々に語る野心と成功の自伝的エッセイ
  • 「やってしまったことの後悔は小さくなる、やらなかったことの後悔は大きくなる」——人生を動かす野心の持ち方
  • 女性の野心をタブー視する日本社会への反論——挑発的で痛快な人生論

この本はこんな人におすすめ

  • 「もっと上を目指したい」という野心がある方
  • 林真理子作品のファン
  • 女性として仕事や夢を諦めたくない方
  • 自己啓発系エッセイが好きな方

独自5段階評価

項目 スコア
読みやすさ ★★★★☆
林真理子らしさ ★★★★★
野心論の説得力 ★★★☆☆
共感度 ★★★☆☆
刺激を受ける度 ★★★★☆

要約・内容紹介

いじめられっ子が野心を持った理由

本書の出発点は、著者・林真理子さんの赤裸々な自己紹介から始まります。中学時代はいじめられていた、その後もずっと怠け者だったと告白しながら、「なぜ私は強い野心を持つ人間になれたのか」を掘り下げていきます。

「野心があるからこそ努力できる」「夢を持つことは恥ずかしくない」——林さんの言葉は、野心を持つことへの照れや遠慮を吹き飛ばしてくれます。

女性の野心をめぐる日本社会への反論

本書で林さんが強調するのは、日本社会における「女性の野心」へのダブルスタンダードです。男性が野心を持つのは当然とされる一方、女性が「上を目指したい」と言うと生意気・嫌な女と見られる——その不公平に真っ向から反論しています。

2013年刊行当時よりも状況は変わりつつありますが、本書の主張は今も色褪せない部分があります。

「後悔しない生き方」のすすめ

本書を貫くテーマは「やらないことへの後悔」。「やってしまったことの後悔は日々小さくなるが、やらなかったことの後悔は日々大きくなる」という林さんのモットーは、多くの読者の背中を押してきました。

実際に試してみた

フリーライターとして独立する際、「安定した仕事を捨てるのは…」と迷っていた頃に本書を読みました。「やらない後悔」という言葉が刺さり、踏み出す後押しをしてもらいました。

ただ、林真理子さん独特の価値観が強く出ていて、自分とは合わない部分もある——それが星3評価の理由です。刺激を受ける反面、「野心」の定義が社会的成功に偏っている印象もありました。

読者の評判・口コミ

楽天レビュー496件超え、評価3.64と賛否ある評価。「背中を押された」「野心を持つ勇気をもらった」という声がある一方、「価値観が合わない」「上から目線に感じる」という意見も同数程度あります。

林真理子さんの文体や価値観が合う人には刺さり、合わない人には刺さらない——そういうタイプの本です。

良い点

  • 野心を持つことへの躊躇を払拭してくれる
  • 林真理子さんの赤裸々な自己開示
  • 「やらない後悔」というシンプルな名言

注意点

  • 林真理子さんの価値観に共感できないと苦しい
  • 「成功=社会的地位」という価値観が強め
  • 人によって賛否が大きく分かれる内容

この本の前後に読む本

前に読む本: 林真理子の小説作品。著者の文体に慣れてからエッセイを読むと入りやすいです。

後に読む本: 『嫌われる勇気』。野心の次のステップとして、アドラー心理学で自己の在り方を考えると補完になります。

読了データ

項目 内容
ページ数 約200ページ
読了時間の目安 2〜3時間
図解・イラスト なし
難易度 ★★☆☆☆(読みやすい)

まとめ

『野心のすすめ』は、林真理子が自身の体験を通して「野心を持つことの大切さ」を語った、挑発的で正直なエッセイです。合う人には強く刺さり、合わない人は別の本を——ハッキリした個性を持つ一冊です。

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この記事を書いた人

ゆう

フリーライター

フリーライター。WEBビジネス歴10年以上。3歳の息子を持つパパでもあり、育児と仕事の合間に年間200冊以上を読破。「この本で世界の見方が変わった」という体験を読者と共有したいと思いこのサイトを始めました。