【要約&レビュー】『日記の練習』くどうれいん——「書いているからどんどんおもしろいことが増える」作家の創作の原点
日記の練習
著者: くどうれいん
ジャンル: エッセイ
試し読みもできます
Amazonで『日記の練習』をチェックする3行で分かるこの本のポイント
- 「おもしろいから書くのではない、書いているからどんどんおもしろいことが増える」——くどうれいんの創作の原点は日記にあった
- 小説・エッセイ・短歌・絵本と幅広い創作で注目される作家の日記術——書く習慣が世界の見方を変えていく実践の記録
- 「日記の練習」という言葉の意味——上手く書こうとしなくていい・ただ書き続けることの力
この本はこんな人におすすめ
- 日記を書く習慣を作りたい方
- 書くことが好きで、もっと上手くなりたい方
- くどうれいんの文章・考え方に興味がある方
- 日常の発見・観察眼を磨きたい方
独自5段階評価
| 項目 | スコア |
|---|---|
| 読みやすさ | ★★★★★ |
| 文章の美しさ | ★★★★★ |
| 書くことへの動機付け | ★★★★★ |
| 日記術の実践性 | ★★★☆☆ |
| 作家の素顔の見えやすさ | ★★★★★ |
要約・内容紹介
「書くからおもしろくなる」という逆転
くどうれいんは岩手県盛岡出身の作家で、小説・エッセイ・短歌・絵本と多彩なジャンルで活動し注目を集めています。本書は彼女の「創作の原点」である日記についての一冊です。
「日記を書く前は平凡な毎日だと思っていた——でも日記を書いていると、同じ毎日がどんどん豊かに見えてくる——書くことが世界への関心を育てる」という著者の体験が、本書のすべての言葉の背景にあります。
「練習」という言葉の意味
本書のタイトル「日記の練習」は「日記の書き方を練習する」ではありません。「日記を書くことで、生きることそのものを練習している」という意味です。
「上手く書こうとしなくていい——見たこと・感じたこと・疑問に思ったことを書く——それだけでいい」という著者のスタンスは、日記を「うまく書かなければいけない」と思って挫折してきた読者に力を与えます。
作家の日常が見える文体
本書にはくどうれいんの日常のスケッチが多く含まれます。「今日食べたもの・見た景色・交わした言葉」——そういった小さな記録が積み重なって、著者の世界の見方を形成していく過程が伝わります。「日記は記録ではなく生きることの練習だ」というメッセージが、著者の繊細な文体を通じて読者に届きます。
読んだ後に残ったこと
フリーライターとして毎日文章を書いていますが、「仕事の文章」と「自分のための文章」は全然違うと感じていました。本書を読んで「日記を書くことは生きることへの関与だ」という著者の言葉が刺さりました。
「おもしろいから書くのではない、書いているからおもしろいことが増える」——この言葉が読後も残っています。日常の小さな発見を書き留めることが、生活全体への解像度を上げる——ライターとして仕事をする自分にとっても、日記はもっと大切にすべきものだと思いました。
読者の評判・口コミ
楽天レビュー142件前後、評価4.06。「くどうれいんの文章が美しかった」「日記を始めたくなった」という声がある一方、「日記の書き方を具体的に学べる本ではない」「好みが分かれる文体」という批評も。
くどうれいんファンと書くことが好きな人に支持されており、「日記を書きたくなる本」として評価されています。
良い点
- くどうれいんの美しく繊細な文章が読み心地抜群
- 「書くことで世界がおもしろくなる」という逆転の発想が刺激的
- 日記への心理的ハードルを下げる「練習でいい」というメッセージ
注意点
- 日記の具体的な書き方・テクニックを求める読者には向かない
- くどうれいんの文体・感性が好みかどうかで評価が分かれる
- エッセイ・日記集として楽しむ本であり実用書ではない
この本の前後に読む本
前に読む本: 特になし。くどうれいんの著作を読んだことない方もこれを最初の一冊として手に取れます。
後に読む本: 特になし。本書で書く習慣に興味が出たら、くどうれいんの他の著作や日記エッセイの本も合わせて読むと楽しいでしょう。
読了データ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ページ数 | 約220ページ |
| 読了時間の目安 | 2〜3時間 |
| 図解・イラスト | なし |
| 難易度 | ★☆☆☆☆(非常に読みやすい) |
まとめ
『日記の練習』はくどうれいんが「書くことで世界がおもしろくなる」という創作の原点を語ったエッセイ集です。「上手く書かなくていい——ただ書き続けることが生きることの練習だ」というメッセージは、書くことに関心があるすべての読者に届く一冊です。
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Amazonで『日記の練習』をチェックするこの記事を書いた人
ゆう
フリーライター
フリーライター。WEBビジネス歴10年以上。3歳の息子を持つパパでもあり、育児と仕事の合間に年間200冊以上を読破。「この本で世界の見方が変わった」という体験を読者と共有したいと思いこのサイトを始めました。