【要約&レビュー】『日本人なら知っておきたい日本文学』蛇蔵・海野凪子——古典有名人のおもしろエピソードで楽しむ教養コミック

レビュアー: ゆう
日本人なら知っておきたい日本文学

日本人なら知っておきたい日本文学

著者: 蛇蔵/海野凪子

ジャンル: エッセイ

★★★★(4/5)
#漫画#日本文学#古典#教養#蛇蔵

3行で分かるこの本のポイント

  • 紫式部・藤原道長・鴨長明など古典有名人9人のおもしろエピソードを漫画で——笑いながら日本古典文学が学べる教養コミック
  • 「日本人なら知っておきたい」という敷居の高いテーマをゆるく楽しく——漫画+コラムで古典の世界を身近にする
  • 蛇蔵×海野凪子のコンビが贈る——『日本人の知らない日本語』シリーズの著者による安定のクオリティ

この本はこんな人におすすめ

  • 古典文学に興味はあるが難しくて読めない方
  • 紫式部・清少納言など平安文学の人々のことをもっと知りたい方
  • 漫画でサクッと教養を身につけたい方
  • 蛇蔵・海野凪子シリーズのファン

独自5段階評価

項目 スコア
読みやすさ ★★★★★
笑える度 ★★★★☆
知識の正確さ ★★★★☆
古典への興味喚起 ★★★★★
入門書としての適切さ ★★★★★

要約・内容紹介

古典の有名人を「人間」として描く

本書が面白いのは、紫式部・藤原道長・菅原孝標女・鴨長明といった古典文学の有名人を「偉人」ではなく「人間」として描いている点です。

源氏物語を書いた紫式部は宮仕えの苦労があり、方丈記を書いた鴨長明は隠遁した背景に複雑な事情があり——漫画を通して「教科書に出てくる人たち」の等身大の姿が見えてきます。

9人のエピソードが示す日本文学の多様性

本書が取り上げるのは紫式部、藤原道長、菅原孝標女(更級日記)、鴨長明(方丈記)など、高校の古典で必ず登場する9人です。それぞれの「なぜその作品を書いたのか」という動機や背景が、笑えるエピソードを通して伝わってきます。

「古典=お勉強」という印象が払拭され、「あの時代に生きた人たちのリアルな物語」として古典が読み直せます。

蛇蔵×海野凪子のコンビが生む笑いと知識

著者コンビは『日本人の知らない日本語』シリーズで知られており、「笑いながら学ぶ」スタイルが確立しています。本書も同様に、漫画パートのユーモアと、コラムパートの正確な知識が絶妙なバランスで組み合わさっています。

読んだ後に残ったこと

学生時代に古典の授業が嫌いだった理由が「人物が全員遠い存在に感じられた」からだと、本書を読んで気づきました。紫式部が宮仕えを苦手としていたとか、鴨長明が結構な「めんどくさい人」だったとか——教科書では教えてくれないエピソードが満載です。

3歳の息子がもう少し大きくなったら一緒に読みたいと思っています。「古典なんて難しそう」という先入観を取り除く最初の一冊として、こういう本は本当に価値があります。

読者の評判・口コミ

楽天レビュー326件、評価4.02と高評価。「古典が苦手だったが楽しく読めた」「授業でこういう本を使ってほしかった」「続刊も読みたい」という声が多数。

「学術的な深さはない」という指摘もありますが、本書は入門書・興味喚起のための本なので、その批判はズレています。

良い点

  • 漫画で気軽に古典の世界に入れる間口の広さ
  • 笑いと知識が両立していて飽きない構成
  • 古典の人物を身近に感じられる人間的な描き方

注意点

  • 古典の詳しい内容を学ぶなら別途参考書が必要
  • 9人の取り上げ方に深さのばらつきがある
  • 続きを読みたくなるが続巻が限られている

この本の前後に読む本

前に読む本: 特になし。古典知識ゼロでも楽しめます。

後に読む本: 特になし。本書で古典への興味が湧いたら、気になった作品(源氏物語・方丈記など)の現代語訳を手に取ってみましょう。

読了データ

項目 内容
ページ数 約224ページ
読了時間の目安 1〜2時間
図解・イラスト あり(漫画)
難易度 ★☆☆☆☆(非常に読みやすい)

まとめ

『日本人なら知っておきたい日本文学』は、紫式部・鴨長明など古典の有名人9人を漫画で紹介する教養コミックです。笑いながら日本の古典文学を身近に感じられる——「古典は苦手」という先入観を取り除いてくれる、最高の入門書です。

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この記事を書いた人

ゆう

フリーライター

フリーライター。WEBビジネス歴10年以上。3歳の息子を持つパパでもあり、育児と仕事の合間に年間200冊以上を読破。「この本で世界の見方が変わった」という体験を読者と共有したいと思いこのサイトを始めました。