【要約&レビュー】『ないもの、あります』クラフト・エヴィング商会——「転ばぬ先の杖」はどこで買えるのか——言葉の不思議を旅する絵本的エッセイ
ないもの、あります
著者: クラフト・エヴィング商会
ジャンル: エッセイ
試し読みもできます
Amazonで『ないもの、あります』をチェックする3行で分かるこの本のポイント
- 「転ばぬ先の杖」「堪忍袋の緒」——よく耳にするけれど・一度として現物を見たことがない——クラフト・エヴィング商会が「ないもの」の正体を探す言葉の旅
- 言葉の不思議を絵と文章で旅する——「ないものがある」という逆説の発想が・日本語の豊かさと面白さを再発見させてくれる
- 大人のための絵本的エッセイ——ユーモアと優しさで綴られる・日常の言葉への新鮮な驚き
この本はこんな人におすすめ
- 日本語の面白さ・言葉遊びが好きな方
- 「ないもの」の世界観が気に入った方
- 大人が楽しめる絵本・ユーモアエッセイを探している方
- クラフト・エヴィング商会の世界観が好きな方
独自5段階評価
| 項目 | スコア |
|---|---|
| 読みやすさ | ★★★★★ |
| 「ないもの」という発想の斬新さ | ★★★★★ |
| 言葉への驚きと再発見 | ★★★★☆ |
| イラスト・デザインの美しさ | ★★★★★ |
| 読後の余韻と心地よさ | ★★★★☆ |
要約・内容紹介
「転ばぬ先の杖はどこで買えるのか」
本書の出発点は「転ばぬ先の杖」という言葉です。「転ばぬ先の杖——この言葉は毎日耳にするのに・その実物を見た人はいない——ではそれはどこにあり・どんな形をしているのか」という問いが、本書の旅の始まりです。
「堪忍袋の緒・のれんに腕押し・棚からぼたもち——こういう言葉が示すものを、もし本当に売っているお店があったとしたら」——この想像力の飛躍が本書の世界観を作っています。
「ないもの」を集めた不思議な商会
クラフト・エヴィング商会は「ないもの」を扱う架空の商会です。「転ばぬ先の杖・堪忍袋の緒・棚からぼたもち——これらを実際に入荷・販売しているとしたら」という設定で、各「ないもの」の形や値段や使い方が真剣に描かれます。
「真剣にバカバカしいことを考える——このユーモアの質が、クラフト・エヴィング商会の作品の魅力だ」という評価が読者の共感を呼びます。
日本語の豊かさを再発見する
本書の深いテーマは「日本語の言葉が持つイメージの豊かさ」です。「日本語には・実体のない概念を具体的なもので表す言葉が多い——それは日本人が言葉に込めた想像力の証拠だ」という洞察が、言葉への愛着を深めます。
読んだ後に残ったこと
「転ばぬ先の杖」という言葉を、本書を読む前と後では全く違う目で見るようになりました。「この杖はどんな形で・どこで買えて・どう使うのか」という問いが、なぜか頭から離れません。
息子がもう少し大きくなったら一緒に読みたい一冊です。「ないものがある」という発想の面白さを、子どもと一緒に楽しめそうです。
読者の評判・口コミ
楽天レビュー176件前後、評価3.9前後と堅実な評価。「言葉への見方が変わった」「大人のための絵本として最高」という声がある一方、「内容が薄め・期待しすぎた」という声も。
言葉好き・デザイン好きを中心に読まれており、「プレゼントとして贈った」という声が多いです。
良い点
- 「ないもの」という発想の独自性と斬新さ
- デザイン・イラストの美しさが本書の価値を高める
- 日本語への愛着と驚きを呼び起こす
注意点
- 内容が短く・ボリュームを求める方には物足りない
- 「面白さ」が好みに依存する
- 深い内容を求める方よりも言葉遊び好きの方向け
この本の前後に読む本
前に読む本: 特になし。クラフト・エヴィング商会の世界への入門として本書から始めても問題ありません。
後に読む本: 特になし。本書でクラフト・エヴィング商会に興味を持った方は他の著作にも進んでみてください。
読了データ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ページ数 | 約150ページ |
| 読了時間の目安 | 1〜2時間 |
| 図解・イラスト | あり |
| 難易度 | ★☆☆☆☆(非常に読みやすい) |
まとめ
『ないもの、あります』は、クラフト・エヴィング商会が「転ばぬ先の杖」など言葉の中にしかない「ないもの」を真剣に探求する、ユーモアと美意識に満ちた大人のための絵本的エッセイです。日本語の言葉への新鮮な驚きを与えてくれる一冊です。
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Amazonで『ないもの、あります』をチェックするこの記事を書いた人
ゆう
フリーライター
フリーライター。WEBビジネス歴10年以上。3歳の息子を持つパパでもあり、育児と仕事の合間に年間200冊以上を読破。「この本で世界の見方が変わった」という体験を読者と共有したいと思いこのサイトを始めました。