【要約&レビュー】『置かれた場所で咲きなさい』シスターが遺した珠玉の人生訓
置かれた場所で咲きなさい
著者: 渡辺 和子
ジャンル: エッセイ
試し読みもできます
Amazonで『置かれた場所で咲きなさい』をチェックする3行で分かるこの本のポイント
- 9歳で二・二六事件により父を亡くしたシスターが綴る珠玉の人生エッセイ
- 「置かれた場所」で不平を言うのではなくそこで咲く努力をするという生き方の提案
- 200万部超えのベストセラー、短い言葉ほど深く刺さる静かな名著
この本はこんな人におすすめ
- 今の環境に不満や不安を感じている方
- 人間関係に疲れて心が沈んでいる方
- 転職・異動・引っ越しなど環境の変化を迎えている方
- 短い文章で深い気づきを得たい方
独自5段階評価
| 項目 | スコア |
|---|---|
| 読みやすさ | ★★★★★ |
| 心に響く度 | ★★★★★ |
| 再読したい度 | ★★★★★ |
| 初心者おすすめ度 | ★★★★★ |
| 即効性 | ★★★★☆ |
要約・内容紹介
「咲く」ということ
著者の渡辺和子さんは、ノートルダム清心女子大学の学長を務めたカトリックのシスターです。9歳の時に二・二六事件で目の前で父を亡くすという壮絶な体験をされています。
本書のタイトル「置かれた場所で咲きなさい」は、修道院に入ったばかりの渡辺さんが、慣れない環境で苦しんでいた時に宣教師からもらった言葉がもとになっています。自分で選べない環境の中でも、そこで精一杯咲くことはできる。このシンプルなメッセージが、多くの人の心をつかみました。
短い言葉に宿る深さ
本書は長い論考ではなく、一つひとつが短いエッセイで構成されています。「つらい日々も、笑える日につながっている」「人はいつでもやり直せる」。どれも一見すると当たり前の言葉ですが、壮絶な人生を歩んできた著者が語ると、まったく重みが違います。
人間関係の処方箋
本書には人間関係についての章も多くあります。「相手を変えようとするのではなく、自分が変わる」「100点満点を求めない」といった教えは、職場でも家庭でも使える普遍的な知恵です。
完璧を求めすぎて疲れてしまう人、相手に期待しすぎてしまう人にとって、渡辺さんの言葉は肩の荷を下ろしてくれるはずです。
実際に試してみた
僕がこの本を初めて読んだのは、フリーランスになって半年が経った頃でした。思うように仕事が取れず「こんなはずじゃなかった」と毎日のように感じていた時期です。
「置かれた場所で咲きなさい」という言葉に出会い、実践したのは「不満リストを感謝リストに書き換える」こと。
やり方は簡単で、今の環境に対する不満を5つ書き出し、その隣にそれぞれの「裏返しの感謝」を書くだけ。たとえば「収入が不安定」→「自分で時間をコントロールできる」、「一人で心細い」→「すべての判断を自分でできる」。
正直、最初は無理矢理ポジティブに変換しているだけだと思いました。でも2週間ほど続けていたら、不思議と「今の場所も悪くないかもしれない」と思えるようになったんです。環境は何も変わっていないのに、見え方が変わった。渡辺さんの言う「咲く」とはこういうことなのかもしれません。
読者の評判・口コミ
楽天レビュー1,300件超え、評価4.19。「入院中に読んで涙が止まらなかった」「母にプレゼントしたら何度も読み返している」「葬儀で紹介されていて購入した」と、人生の節目で手に取る方が多いのが印象的です。
「宗教的な話が多い」「内容が短すぎる」という声もありますが、押しつけがましい宗教色はほとんどなく、宗教に関係なく響く普遍的なメッセージが詰まっています。
良い点
- 短いエッセイ形式でどこからでも読める
- 壮絶な人生を歩んだ著者だからこその説得力
- 何度でも読み返したくなる名言の数々
注意点
- 具体的なノウハウやテクニックを求める方には向かない
- エッセイが短いため「もっと深く聞きたい」と物足りなく感じることも
- キリスト教の価値観がベースにあるが、宗教書ではない
この本の前後に読む本
前に読む本: 特になし。人生のどんなタイミングでも読めます。
後に読む本: 渡辺和子『面倒だから、しよう』。同じ著者の続編的エッセイで、「置かれた場所で咲く」の実践編として読めます。
読了データ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ページ数 | 約160ページ |
| 読了時間の目安 | 1〜2時間 |
| 図解・イラスト | なし |
| 難易度 | ★☆☆☆☆(中学生でも読める) |
まとめ
『置かれた場所で咲きなさい』は、環境のせいにしたくなった時、人間関係に疲れた時に開きたい一冊です。200万部という数字は、それだけ多くの人がこの言葉に救われた証拠。短い言葉だからこそ、心の奥深くまで届きます。
試し読みもできます
Amazonで『置かれた場所で咲きなさい』をチェックするこの記事を書いた人
ゆう
フリーライター
フリーライター。WEBビジネス歴10年以上。3歳の息子を持つパパでもあり、育児と仕事の合間に年間200冊以上を読破。「この本で世界の見方が変わった」という体験を読者と共有したいと思いこのサイトを始めました。