【要約&レビュー】『天才はあきらめた』山里亮太が語る妬み・嫉みをガソリンに変えた地獄の努力論

レビュアー: ゆう
天才はあきらめた

天才はあきらめた

著者: 山里亮太

ジャンル: エッセイ

★★★★(4/5)
#エッセイ#山里亮太#努力論#南海キャンディーズ

3行で分かるこの本のポイント

  • 「自分は天才じゃない」と悟った瞬間から始まった地獄の努力——負の感情をガソリンに変えた山里亮太の奮闘記
  • 妬み・嫉み・恨みつらみを笑いに昇華する——芸人として生き残るための山里流サバイバル術
  • 天才になれなくても這い上がれる——凡人が天才に挑む全力の記録

この本はこんな人におすすめ

  • 才能がないと感じながらも諦めきれない方
  • 妬みや嫉みを感じてそれを持て余している方
  • 山里亮太のファン
  • 努力論・自己啓発的なエッセイが好きな方

独自5段階評価

項目 スコア
読みやすさ ★★★★★
笑える度 ★★★★☆
努力論としての深さ ★★★★★
共感できる度 ★★★★☆
山里亮太らしさ ★★★★★

要約・内容紹介

「天才はあきらめた」という告白

本書のタイトルは山里亮太さんの覚悟の宣言です。若い頃から「笑いの天才でありたい」と願っていた山里さんが、自分が天才ではないと悟った瞬間——そこから地獄のような努力が始まります。

「天才になることをあきらめて、天才を超えるための努力をすることにした」。この逆説的なテーゼが本書全体を貫いています。

負の感情をガソリンに変える

山里さんの努力の燃料は、清廉な向上心ではありません。妬み・嫉み・恨みつらみ——他人の成功への嫉妬、自分への怒り、認められない悔しさ。これらのドロドロした感情を否定せず、「ガソリン」として活用するのが山里流です。

「あいつが売れているのに俺が売れないのはなぜか」という問いを、ネタの研究・分析・改善につなげていく。負の感情が創造のエネルギーに変わる瞬間が、本書のいちばんの読みどころです。

笑いへの執念と芸人としての孤独

相方の蛍原さんとのコンビ「南海キャンディーズ」の内実、売れるまでの暗黒時代、MCとしての転機——芸人として生き延びてきた山里さんのキャリアが、自虐と笑いを交えながら描かれます。

笑いという世界の残酷さと、それでも笑いにしがみつく執念が伝わってきます。

実際に試してみた

フリーライターとして「あの人の方が文章上手いな」「なんであっちが仕事多いんだろう」と感じることがあります。本書を読んで、その嫉みをエネルギーにする発想の転換は刺さりました。

「妬みは正直な欲望の裏返し」という山里さんの言葉を読んで以来、嫉妬を感じた時に「じゃあ自分はどうすればいい?」と考えるクセがつきました。感情を腐らせずに行動に変換する——小さなことですが、仕事への姿勢が少し変わった気がします。

読者の評判・口コミ

楽天レビュー422件、評価4.12と高評価。「読んで泣いた」「努力することへの勇気をもらった」「山里さんへの見方が変わった」という声が多数。

「テレビで見る山里さんとのギャップに驚いた」という感想も多く、本書が山里亮太という人物の深みを知る一冊になっています。

良い点

  • 負の感情を活用するという新しい努力論の視点
  • 笑いを交えながら読みやすく書かれている
  • 芸人の世界のリアルが垣間見える

注意点

  • 努力論としての体系性より個人エッセイ的な色合いが強い
  • 山里亮太を知らないと背景が掴みにくい部分も
  • 爆笑エッセイというよりシリアスな内省の比率が高い

この本の前後に読む本

前に読む本: 特になし。山里亮太を知っていれば入口として最適です。

後に読む本: 『風と共にゆとりぬ』。朝井リョウの爆笑エッセイと読み比べると、「笑いを書く人」の二つのスタイルの違いが際立ちます。

読了データ

項目 内容
ページ数 約256ページ
読了時間の目安 3〜4時間
図解・イラスト なし
難易度 ★★☆☆☆(読みやすい)

まとめ

『天才はあきらめた』は、南海キャンディーズ・山里亮太が妬み・嫉みをガソリンに変えて這い上がってきた地獄の努力と笑いへの執念を描いたエッセイです。凡人が天才に挑む姿勢は、どんな職業の読者にも刺さるものがあります。

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この記事を書いた人

ゆう

フリーライター

フリーライター。WEBビジネス歴10年以上。3歳の息子を持つパパでもあり、育児と仕事の合間に年間200冊以上を読破。「この本で世界の見方が変わった」という体験を読者と共有したいと思いこのサイトを始めました。