【要約&レビュー】『続 窓ぎわのトットちゃん』黒柳徹子——42年ぶりの続編、世界2500万部の名作が帰ってきた

レビュアー: ゆう
続 窓ぎわのトットちゃん

続 窓ぎわのトットちゃん

著者: 黒柳 徹子

ジャンル: エッセイ

★★★★(4/5)
#エッセイ#黒柳徹子#窓ぎわのトットちゃん#自伝#戦争

3行で分かるこの本のポイント

  • 国内800万部・世界2500万部の国民的ベストセラー、42年ぶりの待望の続編——「あのトットちゃんが帰ってくる」という感動の再会
  • 前作の「トモエ学園の日々」から続く——戦争と疎開、青春と喪失を描いたトットちゃんの成長物語
  • 泣いたり、笑ったり……——黒柳徹子の人生と現在の自分を繋ぐ、著者にしか書けない自伝エッセイ

この本はこんな人におすすめ

  • 『窓ぎわのトットちゃん』を読んだことがある方
  • 黒柳徹子のファン
  • 戦争体験・疎開の物語に興味がある方
  • 長く愛される続編を読みたい方

独自5段階評価

項目 スコア
読みやすさ ★★★★★
前作との連続性・完成度 ★★★★☆
黒柳徹子の語り口の魅力 ★★★★★
戦争描写のリアリティ ★★★★☆
読後の余韻 ★★★★☆

要約・内容紹介

42年ぶりの続編

1981年に出版された『窓ぎわのトットちゃん』は、トモエ学園での自由で愛情あふれる日々を描いた名作です。42年ぶりの続編である本書では、その後——戦争が激化し、トモエ学園が焼け落ち、疎開を余儀なくされるトットちゃんの物語が描かれます。

「あの頃の続きが読みたかった」という読者の長年の夢が、ついに叶った一冊です。

戦争の中のトットちゃん

前作のトットちゃんは「自由と好奇心に溢れた無邪気な少女」でした。本作では戦争という現実が彼女の日常を塗り替えていきます。空腹・疎開・別れ——前作の明るさとは対照的な暗さが本書には漂いますが、それでもトットちゃんの眼差しは「生きることへの好奇心」を失いません。

「戦争の記録」であると同時に「少女の成長記録」でもある、この二重性が本書の深みを生んでいます。

黒柳徹子が今伝えたいこと

著者の黒柳徹子は本書執筆時90歳を超えています。42年後に続編を書くという選択には「今だからこそ伝えなければならないことがある」という著者の意志があります。

「戦争を知らない世代に、あの時代を伝えること」——それが本書の執筆動機として随所ににじみ出ています。

読んだ後に残ったこと

前作の「トモエ学園」の記憶が鮮明なだけに、続編でその学園が焼け落ちる場面は胸に迫りました。「かつて美しかったものが失われていく」という喪失感が、戦争というものの残酷さをじわりと伝えてきます。

90歳を超えた黒柳徹子が書き残そうとした言葉——「今この本を書かなければ、誰も書けなくなる」という緊張感が全篇に漂います。

読者の評判・口コミ

楽天レビュー267件前後、評価4.47前後と高評価。「前作を読んでから読むべき」「泣きながら読んだ」「黒柳さんの言葉の力に改めて感動した」という声が多数。

「前作に比べて重い」「戦争描写がつらい」という声もありますが、その「重さ」こそが本書の誠実さだという評価が大勢です。

良い点

  • 前作ファンにとって「あの物語の続き」という感動がある
  • 戦争体験を黒柳徹子の語り口で自然に伝えてくれる
  • 90歳を超えた著者が今伝えたかった言葉が詰まっている

注意点

  • 前作未読だと感情移入の深さが半減する
  • 戦争・疎開の描写が続くため重さを覚悟する必要がある
  • 前作の「明るさ」を期待すると温度差を感じる可能性がある

この本の前後に読む本

前に読む本: 前作『窓ぎわのトットちゃん』を先に読むことを強くおすすめします。

後に読む本: 特になし。本書を読み終えたら、黒柳徹子のUNICEFでの活動を描いた関連書籍を読むと理解が深まります。

読了データ

項目 内容
ページ数 約250ページ
読了時間の目安 3〜4時間
図解・イラスト あり
難易度 ★★☆☆☆(読みやすい)

まとめ

『続 窓ぎわのトットちゃん』は、国内800万部・世界2500万部の国民的名作の42年ぶり続編です。戦争の現実と向き合うトットちゃんの成長と喪失——90歳を超えた黒柳徹子が今だからこそ書き残した言葉が、あの時代を語り継ぐ一冊です。

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この記事を書いた人

ゆう

フリーライター

フリーライター。WEBビジネス歴10年以上。3歳の息子を持つパパでもあり、育児と仕事の合間に年間200冊以上を読破。「この本で世界の見方が変わった」という体験を読者と共有したいと思いこのサイトを始めました。