【要約&レビュー】『欲が出ました』ヨシタケシンスケ——「お菓子もう一個取っていいんじゃない?」大人も子どもも共感するプチ欲エッセイ

レビュアー: ゆう
欲が出ました

欲が出ました

著者: ヨシタケ シンスケ

ジャンル: エッセイ

★★★★(4/5)
#エッセイ#ヨシタケシンスケ#ユーモア#イラスト#日常

3行で分かるこの本のポイント

  • 「お菓子をもう一個取っていいんじゃない? もうちょっと寝ててもいいんじゃない?」——大人も子どもも・欲の出やすいすべての人へ贈る・プチ欲エッセイ集
  • 「しいていうなら、くらしの知恵に!」——絵本作家ヨシタケシンスケが日常の些細な欲を観察・スケッチ・言語化する
  • 人間ってプチ欲が出たとき何とも言えない——共感しながら笑える・ヨシタケシンスケの独特のユーモアとイラストが光る

この本はこんな人におすすめ

  • ヨシタケシンスケの絵本が好きなファン
  • 日常の些細なことに共感できるユーモアエッセイが好きな方
  • 軽くクスっと笑えるものを読みたい方
  • 絵とテキストが組み合わさった作品が好きな方

独自5段階評価

項目 スコア
読みやすさ ★★★★★
プチ欲の観察力の鋭さと共感度 ★★★★★
ユーモアの質 ★★★★★
イラストとテキストの相乗効果 ★★★★★
ヨシタケシンスケファン以外への訴求力 ★★★☆☆

要約・内容紹介

「プチ欲」という着眼点

本書の天才的な着眼点は「プチ欲」というテーマです。「大きな欲ではない・でも確かにある・日常のどこかで必ず顔を出す小さな欲——お菓子もう一個・もうちょっと寝たい・ちょっとした近道をしたい——これらのプチ欲に向き合うことが・本書の全てだ」という焦点の絞り方が、読者の「あ、分かる!」という共感を引き出します。

「人間ってプチ欲が出たとき・何とも言えない感覚になる——罪悪感とも違う・後ろめたさとも違う・でも確かに何かを感じている——その名前のない感覚にヨシタケが名前をつけようとする」という試みが本書の面白さの核心です。

ヨシタケワールドのユーモア

著者のヨシタケシンスケは絵本作家として圧倒的な人気を誇ります。「絵本で発揮されている・子どもにも大人にも刺さるユーモア・あるある感・少し哲学的な視点——これらがエッセイという形式でより自由に展開される」という読書体験が本書の魅力です。

「1ページ1ページが短く・イラストと言葉が絶妙なバランスで配置されている——通勤中に少しずつ読んでも・一気に読んでも楽しい構成だ」という設計が、多忙な読者にも手に取りやすい本にしています。

「しいていうなら、くらしの知恵に」

本書のサブタイトル的な位置づけである「しいていうなら、くらしの知恵に!」という言葉が示すように、本書はプチ欲の観察を通じて「日常をより楽しく生きるヒント」を提供しています。「欲は悪いものではない——むしろ欲があるから・もう少し頑張ろうとか・これを楽しみにしようとか思える——プチ欲との上手な付き合い方が・くらしを豊かにする」という視点が本書の前向きな結論です。

読んだ後に残ったこと

「夜に息子が寝た後にアイスを食べたい」という欲が毎晩あります。「まぁいいじゃないか」と思って食べる日もあれば、「健康のために我慢しよう」と諦める日もある——このプチ葛藤を、本書を読んで改めて可愛いと思えました。

ヨシタケシンスケのユーモアは「人間ってこういう生き物だよね」という優しい承認を与えてくれる気がします。読後は不思議と日常が少し愛おしくなります。

読者の評判・口コミ

楽天レビュー163件前後、評価4.1前後と高評価。「共感しすぎた」「読んで元気が出た」「プレゼントにした」という声が多いです。

「内容が薄い」という声も一部ありますが、軽く楽しめるエッセイとしての評価は高いです。

良い点

  • プチ欲という身近なテーマへの高い共感度
  • ヨシタケシンスケのイラストとテキストの絶妙な相乗効果
  • 読後に日常が少し楽しく見えてくる

注意点

  • 深い内容よりも共感と笑いが中心——テキスト量は少ない
  • ヨシタケシンスケの絵本テイストが合わない方には刺さりにくい
  • 短い作品の連続なので一気に読むと軽すぎると感じる場合も

この本の前後に読む本

前に読む本: 特になし。ユーモアエッセイの入門として本書から始めても問題ありません。

後に読む本: 特になし。本書でヨシタケシンスケに興味を持った方は絵本作品にも進んでみてください。

読了データ

項目 内容
ページ数 約160ページ
読了時間の目安 1〜2時間
図解・イラスト 豊富(イラスト入りエッセイ)
難易度 ★☆☆☆☆(非常に読みやすい)

まとめ

『欲が出ました』は、絵本作家ヨシタケシンスケが日常の「プチ欲」を観察・スケッチしたユーモアエッセイ集です。「分かる!」という共感と、人間への温かいまなざしが共存する本書は、日常の些細なことを愛おしく感じさせてくれます。

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この記事を書いた人

ゆう

フリーライター

フリーライター。WEBビジネス歴10年以上。3歳の息子を持つパパでもあり、育児と仕事の合間に年間200冊以上を読破。「この本で世界の見方が変わった」という体験を読者と共有したいと思いこのサイトを始めました。