【要約&レビュー】『どこでもいいからどこかへ行きたい』pha——場所が変われば気持ちが変わる、突発的な旅のエッセイ

レビュアー: ゆう

※本記事はAIを活用して作成しています。

どこでもいいからどこかへ行きたい

どこでもいいからどこかへ行きたい

著者: pha

ジャンル: エッセイ

★★★★(4/5)
#エッセイ##pha#ひとり旅#日常

3行で分かるこの本のポイント

  • 家にいるのが嫌になったら突発的に旅に出る——カプセルホテル・サウナ・ネットカフェに泊まりながら名物も景色も求めない「非観光的な旅」のエッセイ集
  • 「場所が変われば気持ちが変わる」——日常から少しずれるだけで世界の見え方が変わるという著者・phaの旅への独自の哲学
  • 時間のかかる高速バスと鈍行列車が好き——移動そのものを楽しむphaの独特のスローな旅のスタイル

この本はこんな人におすすめ

  • 気軽な一人旅やふらっと出かけることに憧れている方
  • phaのエッセイが好きな方
  • 観光より「ぼーっとする旅」「何もしない旅」に共感できる方
  • 日常のリセット方法を探している方

こんな人には合わないかも

  • 観光情報や旅のモデルコースを求めている方
  • phaのゆるい文体・生き方に共感できない方
  • まとまったストーリーや起伏のある展開を求める読者

独自5段階評価

項目 スコア
内容の濃さ ★★★☆☆
読みやすさ ★★★★★
実践のしやすさ ★★★★☆
初心者向き度 ★★★★★
コスパ ★★★★☆

要約・内容紹介

phaという旅人

著者のphaは「日本一有名なニート」として知られ、『ニートの歩き方』『持たない幸福論』など「働かない生き方」についてのエッセイを多く書いてきた人物です。本書は著者が習慣的に行う「突発的な旅」を題材にしたエッセイ集で、有名観光地を巡る旅ではなく、ただ「場所を変えたい」という衝動に従って出かける旅が描かれています。

家にいるのが嫌になったらそのまま旅に出る。行き先はどこでもいい。名物は食べないし景色もあまり見ない。カプセルホテルやサウナやネットカフェに泊まりながら、ただぼーっとする。著者にとって旅は観光ではなく「場所を変えることで日常から少し外れる」ための行為です。この旅観が本書の核心を作っています。

「非観光的な旅」の哲学

本書の面白さは「旅に対する著者の哲学」にあります。旅行雑誌が勧めるような旅は著者には向いていない。わざわざ混んでいる観光地に行き、高い食事をして疲れて帰ってくる旅ではなく、時間のかかる鈍行列車や高速バスに乗りながら車窓の景色をぼーっと眺めるだけでいい。移動そのものが目的で、どこに着くかはそれほど重要ではない。この割り切り方が著者の旅を独特で共感しやすいものにしています。

「場所が変わると気持ちが変わる」

本書を貫くテーマは「場所が変わることで見え方が変わる」という発見です。日常の中にいると見えなかったものが旅先では見える。普段なら気にしないことが気になる。いつもと違う天井の宿で目覚めるだけで、少し気持ちがリセットされる。著者は旅を「気持ちの切り替えスイッチ」として使っており、その記録がエッセイになっています。壮大な旅体験ではなく、日常の延長としての旅の価値を描いた一冊です。

実際に試してみた

「どこかへ行きたい」という感覚は自分にもよくあります。育児と仕事で毎日同じ場所にいると、ふとどこかへ消えたくなる気持ちになります。本書を読む前は、旅に出るには計画が必要でハードルが高いと感じていました。

読んだ後、近所のカプセルホテルに一人で泊まってみました。家から電車で30分の場所でしたが、「ここは自分の日常ではない」という感覚は確かにありました。旅は遠くへ行くものではなく、ちょっと場所を変えるだけでいい。phaの「低コスト・低ハードル」な旅の哲学は、忙しい日常の中で実際に使えるリセット法でした。

正直、ここが物足りなかった

エッセイ一本一本が短く、テーマがバラバラなため「読んだ満足感」よりも「読み流した感」が残ります。旅の哲学に共感できる読者には刺さりますが、phaというフィルターを通せない読者には内容が薄く感じられるでしょう。旅の情報やエピソードの深みを期待すると肩透かしをくらいます。著者のスタイルへの共感が、この本の評価を決める大きな要因です。

読者の評判・口コミ

良い声: 楽天レビューでは「phaの旅への向き合い方が独特で面白い」「気軽な旅に出たくなった」「pha節全開で最後まで楽しく読めた」という声が多く寄せられています。日常のリセット本として繰り返し読んでいるというファンも一定数います。

批判の声: 一方で「phaのファン以外には内容が薄く感じる」「旅の情報としての価値が少ない」「どの話も同じトーンで飽きた」という批評もあります。著者のエッセイを初めて読む方には、まずphaの他の作品で文体に慣れてから読む方がよいかもしれません。

良い点

  • 「名物も景色も求めない旅」という非観光的な旅の描写の独自性
  • 読んでいると気軽に旅に出たくなる著者の軽やかな文体
  • 「場所を変えるだけでいい」というリセット法としての旅の実用的な示唆

注意点

  • phaのスタイルに共感できない方には内容が物足りない
  • 旅の情報やガイドとして使える内容ではない
  • 一話一話が短く、まとまりのない印象を持つ読者もいる

似た本と比べると

同じ一人旅・ゆるい旅エッセイとして比べるなら、角田光代『旅ごはん』や沢木耕太郎の旅行記とは方向性が異なります。phaの旅は「旅先の体験を深める」よりも「旅という行為によって日常の自分を少し変える」ことに焦点があります。非観光・低コスト・ゆるい、というスタンスはpha独自のもので、同じジャンルの中でも異色の存在感を持っています。

この本の前後に読む本

前に読む本: 特になし。phaのエッセイの入門として手に取れます。

後に読む本: 本書でpha・一人旅への関心が深まったら、phaの他のエッセイ(『ニートの歩き方』など)も合わせて読むと著者の世界観の全体像が見えます。

読了データ

項目 内容
ページ数 約200ページ
読了時間の目安 2〜3時間
図解・イラスト なし
難易度 ★☆☆☆☆(気軽に読める)

まとめ

『どこでもいいからどこかへ行きたい』はphaが突発的な旅の体験を「場所が変わると気持ちが変わる」というテーマで綴ったエッセイ集です。観光ではなく「ちょっと場所を変えるだけ」でいい——日常のリセット法を探している方に薦める旅エッセイです。

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この記事を書いた人

ゆう

フリーライター

フリーライター。WEBビジネス歴10年以上。3歳の息子を持つパパでもあり、育児と仕事の合間に年間200冊以上を読破。「この本で世界の見方が変わった」という体験を読者と共有したいと思いこのサイトを始めました。