【要約&レビュー】『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー 2』13歳になった「ぼく」の親離れ——多様性の世界を生きる完結編
ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー 2
著者: ブレイディ みかこ
ジャンル: 教育・学習法
3行で分かるこの本のポイント
- 大ベストセラーの完結編——13歳になった「ぼく」の親離れと成長の記録
- ノンバイナリーの教員、ポリコレ騒動、スタートアップ実習——世界の縮図のような中学校の日常
- 「一生モノの課題図書」——多様性・共感・自立について親子で考えさせられる一冊
この本はこんな人におすすめ
- 前作を読んで続きが気になっている方
- 多様性・ジェンダーについて子どもと考えたい親御さん
- イギリスの教育事情に関心がある方
- 子どもの自立・親離れと向き合っている方
独自5段階評価
| 項目 | スコア |
|---|---|
| 読みやすさ | ★★★★★ |
| 多様性への示唆 | ★★★★★ |
| 親子の共感度 | ★★★★☆ |
| 社会問題への洞察 | ★★★★★ |
| 完結編としての満足感 | ★★★★☆ |
要約・内容紹介
13歳になった「ぼく」の親離れ
前作から時間が経ち、「ぼく」は13歳に。親の目が届かない場所で自分の判断で行動するようになり、著者・ブレイディみかこさんは「親離れ」の季節を実感します。子どもの成長を喜びながらも、手が届かなくなる寂しさ——多くの親が経験する感情が、本書では正直に描かれています。
「一生モノの課題図書」と帯に書かれている通り、大人が読んでも子どもが読んでも、それぞれの立場で刺さる内容があります。
世界の縮図としての中学校
本書の舞台となるイギリスの中学校には、多様な生徒と教員が集まっています。ノンバイナリーを公表する教員、ポリコレをめぐる音楽部の騒動、スタートアップ実習での経験——これらのエピソードは、現代社会の縮図として機能しています。
日本とは異なるイギリスの教育現場のリアルを知ることで、「多様性とは何か」「教育とは何か」について、改めて考えさせられます。
親子で読む多様性の教科書
前作同様、本書は「多様性」という抽象的な概念を、具体的なエピソードで語ります。ブレイディさんの息子が直面するさまざまな「違い」と、それに向き合う姿勢——そこには親が子に伝えたいことが自然な形で詰まっています。
子どもに読み聞かせる形で使う家庭も多く、親子の対話のきっかけになる一冊です。
実際に試してみた
前作を読んで以来ファンになり、本書は発売直後に読みました。3歳の息子がいつかこんな年齢になる頃、世界はどうなっているだろうと想像しながら読むと、子育てへの考えが広がります。
「多様性を受け入れる力」は教えるものではなく、経験から育てるもの——本書から得たその視点を大切にしながら、息子と日々接しています。フリーライターとして様々な人を取材する仕事でも、この感覚は役立っています。
読者の評判・口コミ
楽天レビュー548件超え、評価4.3と高評価。「前作と同様に面白い」「息子の成長に泣いた」「多様性について考えさせられた」という声が多いです。
「前作ほどの衝撃はない」「完結感が物足りない」という意見もありますが、シリーズとしての一貫した質の高さは揺るぎません。
良い点
- 多様性を具体的なエピソードで伝える
- 子どもの成長と親の心情が正直に描かれている
- イギリスの教育のリアルが学べる
注意点
- 前作を読んでいないと背景が分かりにくい
- 完結編として物足りなさを感じる読者も
- ジェンダー・多様性の話題が苦手な方には難しい部分も
この本の前後に読む本
前に読む本: 『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー(1)』。必ず1巻から読んでください。感動が倍増します。
後に読む本: ブレイディみかこ『他者の靴を履く』。本書の多様性・共感のテーマをさらに深く掘り下げた一冊として続けて読むと良いです。
読了データ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ページ数 | 約256ページ |
| 読了時間の目安 | 3〜4時間 |
| 図解・イラスト | なし |
| 難易度 | ★★☆☆☆(読みやすい) |
まとめ
『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー 2』は、13歳になった息子の親離れを通じて、多様性と共感を問う感動の完結編です。前作と合わせて親子で読んでほしい「一生モノの課題図書」。多様な世界を生きる子どもたちへのエールが詰まった一冊です。
この記事を書いた人
ゆう
フリーライター
フリーライター。WEBビジネス歴10年以上。3歳の息子を持つパパでもあり、育児と仕事の合間に年間200冊以上を読破。「この本で世界の見方が変わった」という体験を読者と共有したいと思いこのサイトを始めました。