【要約&レビュー】『パスタぎらい』ヤマザキマリ——イタリア35年のマンガ家が語る、食と旅と記憶のエッセイ

レビュアー: ゆう

※本記事はAIを活用して作成しています。

パスタぎらい

パスタぎらい

著者: ヤマザキマリ

ジャンル: 料理

★★★★(4/5)
#ヤマザキマリ#イタリア#食エッセイ#旅行#テルマエ・ロマエ

3行で分かるこの本のポイント

  • 「一生分のパスタを食べた」イタリア35年の食の記録」——『テルマエ・ロマエ』のヤマザキマリがイタリア在住35年で蓄積した「胃袋の記憶」を綴る食エッセイ集
  • 世界にはもっと美味しいものがある!」——フィレンツェの貧乏料理・臨終ポルチーニ・冷めたナポリタンなど、食を通じて描かれる人間ドラマと文化の断片
  • 食は旅であり、記憶であり、人生だ」——レシピ本ではなく、食という切り口から人間の本質と生き方を問う文学的なエッセイ

この本はこんな人におすすめ

  • ヤマザキマリの文章・世界観が好きな方
  • イタリア料理・食文化に興味がある方
  • 海外生活・異文化体験のエッセイを楽しみたい方
  • 食を通じた人間ドラマ・文化論を楽しみたい方

独自5段階評価

項目 スコア
読みやすさ ★★★★★
ヤマザキマリの文章の面白さ ★★★★★
イタリア食文化への洞察 ★★★★☆
食エッセイとしての独自性 ★★★★★
レシピ・料理実践への応用 ★☆☆☆☆

要約・内容紹介

「パスタぎらい」になった理由

タイトルの「パスタぎらい」とは、大好きなイタリアに35年住み続けた結果「一生分のパスタを食べてしまった」という著者のユーモラスな自己宣言です。愛するがゆえに飽きる——食との複雑な関係が、エッセイ全体を貫くユーモアとリアリティの核になっています。

ヤマザキマリ氏は17歳でイタリアに渡り、フィレンツェで画家を志した経歴を持ちます。その後マンガ家として活躍する一方、イタリア・ポルトガル・エジプト・アメリカと世界を渡り歩いた経験が、独特の食への視点を生んでいます。

「胃袋の記憶」として語られる人間ドラマ

本書のエッセイは単なる「美味しかった料理の思い出」ではありません。「フィレンツェの貧乏料理」は若い芸術家として貧しかった時代の記憶であり、「臨終ポルチーニ」は誰かとの別れの記憶です。

食は記憶と結びついています。何を食べたかではなく「誰と、どんな状況で、何を食べたか」という文脈が、食の本当の意味を作るという著者の視点が全編を通じて感じられます。

「世界の食」という視野

イタリアだけでなく、中東・アフリカ・アメリカなど世界各地での食体験が本書には散りばめられています。「食は文化そのものだ」という視点から、各地の料理を通じて人々の生き方・価値観・人間性を描く筆致は、旅行記としても文化論としても楽しめます。

実際に試してみた

料理が得意ではないゆうにとって、レシピ本ではなく「食のエッセイ」という切り口が新鮮でした。本書を読んで「食卓の記憶」を振り返ると、特別な料理より「誰かと食べた何でもない食事」の方が印象に残っていることに気づきました。

「味ではなく文脈が食の記憶を作る」という著者の感覚は、家族との食卓を大切にするきっかけを与えてくれました。3歳の息子との「何でもない夕飯」が、将来の大切な記憶になるかもしれないと思うと、日々の食事が少し豊かに感じます。

読者の評判・口コミ

楽天レビューでは51件で評価3.91と堅実な評価。「ヤマザキマリの文章が楽しい」「食と旅の体験談が面白い」という声が多いです。

「レシピは一切なく純粋なエッセイ」という点を了解して読む必要があり、「料理の参考になることを期待していた」という方には向かない内容です。

良い点

  • ヤマザキマリの独特のユーモアと観察眼が光る文章の面白さ
  • イタリア在住35年という唯一無二の視点から描かれる食と人間のドラマ
  • 「食は記憶・文化・人間ドラマだ」という視点が、料理エッセイの枠を超えた読書体験を提供

注意点

  • 料理の作り方・レシピは一切なく、純粋な文学的エッセイ
  • 著者の強烈な個性・生き方に共感できない場合は楽しみにくい
  • 「パスタの食べ方・作り方を知りたい」という期待には全く応えない

この本の前後に読む本

前に読む本: 特になし。ヤマザキマリのエッセイとして気軽に読めます 後に読む本: ヤマザキマリの世界観をもっと楽しみたい方は『プリニウス』や他のエッセイ集へ進むのがおすすめです

読了データ

項目 内容
ページ数 約200ページ
読了時間の目安 2〜3時間
図解・イラスト なし
難易度 ★☆☆☆☆(読みやすいエッセイ)

まとめ

ヤマザキマリ『パスタぎらい』は、イタリア在住35年のマンガ家が「胃袋の記憶」として綴る食・旅・文化のエッセイ集です。「一生分のパスタを食べた」著者が語る世界各地の食体験は、料理の話でありながら人間ドラマであり文化論でもあります。ヤマザキマリの文章・世界観が好きな方・食を通じた人間ドラマを楽しみたい方に——食という切り口から人生の豊かさを再発見させてくれる一冊としておすすめします。

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この記事を書いた人

ゆう

フリーライター

フリーライター。WEBビジネス歴10年以上。3歳の息子を持つパパでもあり、育児と仕事の合間に年間200冊以上を読破。「この本で世界の見方が変わった」という体験を読者と共有したいと思いこのサイトを始めました。