【要約&レビュー】『エンジェルフライト 国際霊柩送還士』佐々涼子——国境を越えて遺体を故国へ——開高健ノンフィクション賞受賞の感動ルポ
エンジェルフライト 国際霊柩送還士
著者: 佐々 涼子
ジャンル: 料理
試し読みもできます
Amazonで『エンジェルフライト 国際霊柩送還士』をチェックする3行で分かるこの本のポイント
- 国境を越えて遺体や遺骨を故国へ送り届ける「国際霊柩送還」という仕事に迫る——第10回開高健ノンフィクション賞受賞・死とは何か・愛する人を亡くすとはどういうことかを描く感動ルポ
- 誰も知らなかった仕事の存在——「エンジェルフライト」という社名が示す・遺体を天使として故国へ運ぶ仕事の尊さ
- 生きることと死ぬことの意味——海外で亡くなった人の遺体が日本に戻るまでの壮絶なプロセスと・関わる人たちの生き様
この本はこんな人におすすめ
- ノンフィクション・ルポが好きな方
- 死・生き方について深く考えたい方
- 「誰も知らない仕事」の世界に興味がある方
- 佐々涼子のファン・「エンジェルフライト」映画を観た方
独自5段階評価
| 項目 | スコア |
|---|---|
| 読みやすさ | ★★★★☆ |
| 「国際霊柩送還」という仕事の衝撃度 | ★★★★★ |
| 死生観への問いかけの深さ | ★★★★★ |
| 取材・描写の丁寧さ | ★★★★★ |
| 読後の感情的な余韻 | ★★★★★ |
要約・内容紹介
「国際霊柩送還」という仕事
本書が描く「国際霊柩送還」という仕事は、ほとんどの人が存在を知らない職業です。「海外で亡くなった日本人の遺体・遺骨を・様々な国の規定をクリアしながら・日本の遺族のもとへ送り届ける——これが国際霊柩送還士の仕事だ」という基本が示されます。
「遺体の防腐処理・各国の書類手続き・航空会社との交渉——全て遺族がいない状況で行わなければならない——この仕事の重さと尊さが・本書を読むほどに伝わってくる」という読書体験が本書の衝撃の源です。
「エンジェルフライト」という社名の意味
本書で取材される企業「エンジェルフライト」という社名には、「亡くなった方を天使として故国へ運ぶ」という意味が込められています。「遺体は単なる物体ではない・大切な人の最後の姿だ——丁寧に・尊厳を持って扱うことが私たちの仕事だ」という仕事への哲学が、本書全体を通じて描かれます。
「死と向き合う仕事だからこそ・誰よりも生を大切にしている——国際霊柩送還士たちの生き様が・死生観を根本から問い直させる」という読後感が本書の最大の価値です。
死とは何か・愛する人を亡くすとは
本書が最終的に問いかけるのは「死とは何か・愛する人を亡くすとはどういうことか」という根本的な問いです。「海外で突然亡くなった人の遺族が・遺体を日本に迎えるまでの精神的・物理的な重さ——それを支える仕事がある」という事実が、読者の死生観を揺さぶります。
読んだ後に残ったこと
「死は日常の中に常にある」という事実を、本書はあまりに具体的な形で提示してきます。読後は少し心が重くなりましたが、「だからこそ今を大切に生きる」という感覚も強く残りました。
3歳の息子の父親として、「もし自分が海外で突然いなくなったら」という想像が頭をよぎります。愛する人との時間の大切さを、国際霊柩送還士たちの仕事を通じて改めて感じさせてくれる一冊でした。
読者の評判・口コミ
楽天レビュー167件前後、評価4.2前後と高評価。「こんな仕事があるとは知らなかった」「読んで泣いてしまった」「生き方について考えさせられた」という声が多いです。
「重くて感情的に読むのが辛い部分もある」という声もありますが、多くの読者に深い感動と問いを与えています。
良い点
- 誰も知らなかった「国際霊柩送還」という仕事の全貌が描かれる
- 死生観・生き方について深く考えさせられる
- 丁寧な取材に基づく描写が信頼感がある
注意点
- 内容が重く・感情的に読むのが辛い部分もある
- 死・遺体にまつわる描写があるため、苦手な方は注意
- 読後は気分が沈む場合があるが・それは本書の意図でもある
この本の前後に読む本
前に読む本: 特になし。ノンフィクションの入門として本書から始めても問題ありません。
後に読む本: 特になし。本書で佐々涼子に興味を持った方は他の著作にも進んでみてください。
読了データ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ページ数 | 約250ページ |
| 読了時間の目安 | 3〜4時間 |
| 図解・イラスト | なし |
| 難易度 | ★★☆☆☆(読みやすいが内容は重い) |
まとめ
『エンジェルフライト 国際霊柩送還士』は、佐々涼子が「国際霊柩送還」という誰も知らない仕事を丁寧に描いた開高健ノンフィクション賞受賞作です。死と向き合うことで誰よりも生を大切にする仕事の人たちの姿が、読者の死生観を根本から問い直させます。
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Amazonで『エンジェルフライト 国際霊柩送還士』をチェックするこの記事を書いた人
ゆう
フリーライター
フリーライター。WEBビジネス歴10年以上。3歳の息子を持つパパでもあり、育児と仕事の合間に年間200冊以上を読破。「この本で世界の見方が変わった」という体験を読者と共有したいと思いこのサイトを始めました。